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Subject: Re: 2003年から札幌ドーム冬期利用可能に?
From: 北極星
Date: 2001年1月29日 09:55:04
Reply-to: Re: 2003年から札幌ドーム冬期利用可能に? By koh

: : 天然芝を育成する為のヒーティング設備を2003年から完備すること
: : で冬期の運用も可能に...。2003年ホーム球場で開幕も可能だ。

: うん、十分可能なんですよ!
: 現時点でもその芝の保全技術の準備は既に行っています。
: (私、ドーム建設関係者なのです、一応・・・)

: ただ、非常にヒーティングのための維持費運転費が高額です。
: ちょっとびっくりするような額で、ドームの使用料の比ではないはずです。
: 如何せん、ガスなり油なり、電気なりの燃料費がすごいんです。

: もし仮にガスなんかでやると豊平地区の中で最大のガス消費量で
: すごいことになります。
: ちなみに、西区の白い恋人サッカー場でさえ西区ではベスト3に入る
: ガス消費量なんですよ・・・

: 札幌市、ドーム運営会社の英断を待ちたいんですけど、まるまる冬季の
: 連続使用は無理かなぁ・・・

人工気象室における農作物の育成は、すでに30年以上も前から十分な実績(試験データ)があります。牧草と芝草は、育種目的が違いますが、基本的には同じ類いとみなせます。また、モヤシやカイワレダイコンは、生産工場(室内)で作られていますね。

生芝を使ったドームの冬季利用には、数億のランニングコストがかかり、稼動日数を考えると、まったく無理な話です。(1試合に1億円近くの使用料を払うのでしたら別でしょうが。)

ちなみに、宮の沢の石屋製菓の練習場には、1台が出力200万calのボイラーが2台あり、これらによって融雪しています。
その費用(ガス代)は、1シーズン1600万円と見こまれています。
ただし、外気温と地温に極端な差があった場合でも芝が生育するかどうか(使用に耐えられるという意味です。)は、現時点では何ともいえませんが。10月下旬に視察した時は、根がほとんど発達しておらず(ミドリには見えても、モヤシの集まった状態でした。)、使用不可と思われました。

ワールドカップを目標とはしながらも、4万6千人程度の、あまりインパクトがなく、管理経費ばかりかかるインドアの無駄な施設(ドーム)を作ったもんです。オープン型でしたら、3分の1以下の建設費でもっと収容人員のある施設ができたのに。梅雨のない北海道では、本州の施設と比べるとオープン型でも十分な優位性があるのです。
こんなしようもない施設を作る位なら、もう少しコンサに対する支援金を増額して欲しいのに。




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