: (サッカーを含む)スポーツの究極の目的は「楽しむこと」では?
: お互いに勝利を目指して競い合う過程を楽しみ、勝利の喜びを楽しむのが本質で、
: 勝利は目指すものであっても目的ではないんじゃないかなぁ。
: もちろん負けてばっかりじゃあちっとも楽しくないだろうけど。
勿論その通りでして、私の意見も全く同じです。
ただ、ここで問題にしたかったのは「勝利追求上でのマイナス」と「クラブの果たす
べき義務」とのバランスの問題でして、その意味でふじかわさんの以下の御指摘は
私が本来述べるべきことを代弁して頂いたことになっています。
: …それはそれとしても、「チーム(コンサドーレ札幌)の目的」と「クラブ(HFC)の目的」は
: 普通違いますが、この話題に関していえば最も考慮しなければならないのはクラブの目的
: ではないでしょうか。
: チームの目的はDion Bergerさんのおっしゃるとおり「勝つ事」であると言ってもいいと
: 思いますが、クラブの目的は…さてなんなんでしょう。
: HFC公式Webページの「HFC紹介」を見てもなんも書いてないんでさっぱりわかりません。
: : コンサドーレは、本来北海道212の市町村の一つに過ぎない札幌市のスポーツクラブ
: : でありながら、北海道全体の支持を受けているという特異な事情から、その恩に報いる
: : ために他の都市でも開催を、というのは、それはそれで立派な筋であるのは確かです。
: これはクラブの立場から見た話ですよね。
: : でもその為に選手に無駄な移動時間という拘束を強い、余計な移動費用を大赤字のチーム
: : に強いるとすれば、その事が果たして絶対的に正しいかと言えば疑問です。
: 選手の負担はチームの話、費用はクラブの話ですね。
: チームからしてみれば厚別で試合をするのがベストだと思います。
: クラブの立場でも1試合毎の収支面を考えるとやはり厚別で試合するのがベスト、でしょうね。
: でもクラブには「お金を儲けること」以外に何か目的があるはずで、それを考慮すると
: 結論は変わる余地があると思います。
: たとえば「北海道/札幌にスポーツ分化を広め、定着させる」などのお題目があるかも。
結局の所、「先にプロサッカーチームとリーグがあり、クラブがあとからついてこさせる」
というJの特殊な由来が全ての始まりなのであって、先にクラブがあって(各市町村に
それぞれのクラブがあって)ならば、コンサドーレが各都市を回る必要は無いのですが
今はそれを言っても何にもならないので・・・
現実の問題としては、北海道における「Jの理念」の実現の先兵としてコンサドーレ
の存在はあるわけで(道に金をたかる、というのは許される理由があるとするならそこだけ)、
「道から」金を貰っている以上は、コンサが犠牲を払ってでも北海道全体のために
活動をする義務(といっていいかどうか?)はあるでしょう。
そこのバランスについて、ですね。ここでやっている議論の意味は。
: チームの事情も当然考える必要がありますが、おかしな事態にならないためには基本的に
: クラブの理念からトップダウンで考えていく必要があると思います。
: (1)クラブの目指すものは何か(理念/活動指針/方針)、あるいはどうあるべきか。
: (2)そこから導かれるクラブ側の要請
: (3)クラブの都合と現場の都合のバランスはどうあるべきか。
: (4)理想を目指しながらもそれぞれの短期的な事情も考慮。
: このあたりを順に考えていく必要があるのではないでしょうか。
: 困ったことに(1)がはっきりしてませんけど。
: ここまで長々と書いてしまったのでかいつまんで申し上げますが、個人的には
: 「PSMや公式戦の1試合や2試合くらいは道内他都市で開催」を支持します。
: しかし実際のところ現在、厚別使用不可期間が存在するため道内他都市開催は不可避です。
元の投稿で函館のサポの皆様に大変な御不快な思いをさせてしまったのですが、
結局この厚別使用不可能な期間には、他の都市の協力を仰がねばいけないわけです。
そこは絶対に否定できないですし、そこを否定したつもりもありませんでした。
つまりは、コンサドーレが「北海道のために」働かなければならない理由は、そこに
あるわけですね。
: さらに札幌ドーム使用となってもJリーグが秋-春シーズン制になれば、再び使用不可期間
: が発生して結局他都市(今度は道外になるやも)開催を避けられない状況になってしまう
: 可能性があり、実際上は「べき論」はあんまり意味無いかも…と思っています。(^^;)
それを言ってしまうと・・・ですので(^^;;
この話題は結局コンサが「北海道のコンサ」から「北海道の1チーム」になるまでは
続くでしょうから。