仙台がアウェイで今季東京に初勝利。
この結果大分が東京を勝ち点1かわして2位に浮上しました。
一方得失点差から昨日の段階でほぼ望みを絶たれた新潟は山形にVゴール勝ちで
こちらも完全に脱落しました。
東京は極めて厳しい状況で最終節、今季全敗の新潟戦を迎えることになりました。
それにしても腹が立って仕方が無い。
J2の第4巡が始まったとき、大分もコンサも、J1はほぼ絶望的な状況だった事に
変わりはなかった。
この掲示板でも、大宮に負けて残り9試合となった時には、もう来年の事を考えよう
という空気になったし、状況を考えれば仕方なかったと思う。
大分にしても、空気としては同じようなものではなかったか、と推測する。
なのに、最終節を残してついに大分は東京を逆転するところまできた。
一方コンサのていたらくには目も当てられない。
この差はなんなのだろう。
今朝の道信に、J2残留が決まった事についてコメントを求められた選手の談話として
「今年の成績でJ1に上がろうというのは虫が良すぎる」
というのがあった。
ちょっと待ってくれ、と言いたい。いったい何をカッコつけているのだろう。
まあ、昇格レース争いで大差をつけられて負けたのなら、まあそのコメントもいいだろう。
でも考えてみてほしい、35節終了時で2位大分との勝ち点差は7だ。
あとたった2つ勝っていれば、結果はどうあれ最終節までぎりぎりの勝負ができた訳だ。
今年J1に昇格できなかったのは、勿論コンサが弱いからに他ならない。
でもその差は埋め難い程の絶望的な差ではなかったし、仮に今コンサが2位に位置すると
仮定しても、無意味な事ではあるけれど荒唐無稽な想像という程でもあるまい。
いったい、コンサよりも「その程度に」上の成績であるチームが来年大手をふってJ1
に上がる訳だというのに、「虫が良すぎる」というのはどういう見識なのだろう。
2部リーグの選手が「上がるのは虫が良い」などと言える立場にいられると思っているのだろうか。
大分に、そういう勘違いはあったのだろうか。
まあ、それは「過去の蓄積」として出た事の結果なのだから、今はその事は一旦措く。
にしても、今日のゲームの内容はどうしたことだろう。
これが、来年を見据えて若手を試した試合なら全然我慢はできる。
しかし、今年1年戦ってきたほぼベストメンバーで、「攻めの形が作れない」とは
どうしたことか。
それどころか、守備でもぽっかりと穴をあける、ルーズボールへの反応も遅い。
確かに今年そういうサッカーをしてきたから今の位置にいるのであって、今更そんな
ことを言っても仕方が無い。
でも、「いつも」そんなサッカーをしていた訳ではないし、だからとりあえず「上半分」
には踏み止まっているわけだ。
なぜその「今年の、良い方の」コンサを、「今日」という時に出せなかったのだろう。
今年のJ1への昇格が無くなったことは、今日の試合を見ていた殆どが知っている。
今日の試合をわざわざ厚別まで見に行ったサポーターの殆どは、今年コンサの試合を生で
見るのは最後になる人達で、それだけに、「今年の事」はどうでもいい、「今日」の目先
の「一勝」が見たかった、そういう人たちだ。今のコンサが唯ひとつ自慢できるものと言えばそういう「思い」
だろう。
失うものの無くなった、「今日という試合」で、それに応えようというものを感じさせて
くれることがなかったのは、とても残念に思う。
STVの中継にも不満がある。
ワンサイド応援をして悪い、とは言わない。でも、あの試合内容でえんえんと同じ
スタイルを貫かれても見ているこっちは辛いだけだ。
もう少し試合の流れというものを考えてくれないだろうか。
それに、試合中にサポーターを呼ぶな、とも言わない。
だが、プレーを映さずにスタンドを映すというのはサッカーに対する冒涜であろう。
とにかく、今は悲しい。厚別に行けなかった私の、これはブーイングである。