: コンサドーレがこんなに人気があるのはサポーターやスタジアムの雰囲気がいいからだと思います。家の親もじいちゃんばあちゃんもコンサドーレの応援する人はみんな暖かくてすごくいいよね。って言ってました。こんな雰囲気のチームだからこそ人気があるんだと思います。チームが強くなるためにはブーイングなど・・・ってよく言われますがチームが強くなる事がすべてじゃないと思います。人それぞれの考え方がありますし、チームが強いから応援する人、コンサドーレというチームが好きで応援する人、いろんな人がいるでしょう。チームが強くなるのは私もうれしいです。でもチームが強くなるより大切な事はコンサがいかに北海道の人に愛されていくかじゃないかだと思います。
確かにその通りだし、逐一もっともです。そのクラブに対していろんなスタンスを持つのもいい事だと思います。
ただ、考えの違うと思うところだけを、何点か述べさせてもらいます。
僕は将来的にも、コンサが道内唯一のサッカーチームだとは思ってないんです。札幌よりもっとサッカーがさかんな所（室蘭等々）にクラブがあっても別におかしい事ではないし、むしろあるべきだと思っています。だから、道民の熱中をコンサだけに集中していくのはどうなのかな。僕は今の時点では札幌のサポだけれども、かつての地元（釧路）にクラブが出来たら恐らくそっちを応援すると思う。そのチームは野球であれ、ホッケーであろうと、おらが町の象徴だと思うから。
みんながいろんな形でコンサを好きだって言うのはすばらしい事だと思うけど、ただ言っておきたいのは、無邪気に観てるのと、チームをサポートしてるってのは違うってのは分かって欲しい。ただ、コンサの勝敗に一喜一憂するのと、毎週ホームだろうとアウェイだろうと自費で出かける人とをいっしょくたにして欲しくないってこと。そこには明らかな、と言うか厳然たる隔たりがあるから。
僕はこう思うんですよ。以前、アメリカに野球を観に行った時、彼らは自チームをすごく熱心に応援してるんだよ。それこそ、サッカーのように立ちあがってチャントを歌うわけでもない。飲んだペットボトルに小便を入れて、負けが込んだ自チームの選手に投げつけるわけでもない。
でも彼らは、ファインプレイをして帰ってきた選手をスタンディングオベーションで迎える一方で、無気力なプレイをする選手、そしてノックアウトされたピッチャー、チャンスで打てなかった選手に対して猛烈なブーイングを浴びせるんだよ。それこそ若いお姉ちゃんやら、おかぁちゃんやら、じーさんばーさんまでが。
彼らはただチームを応援するってだけじゃなく、野球というスポーツを良く知ってるんだね。だから、スポーツを心から楽しめるし、自分のチームをまるで自分の子のように慈しんでるんだね。（文字通りそんな様子だった。）
当然、根拠のない批判は許されるものではない。しかし、きちんと根拠を持った批判は尊重されるべきだし、逆に言えば、安易な賛辞は選手の成長に逆の作用をもたらすのではないだろうか。
何度も言ってるけど、僕はコンサを自分の一部だと思ってるし、それがふがいない結果に終われば自分を許せないように、コンサを許せないでしょう。そう考えているだけです。
また、コンサドーレは今の時点でそんなに支持されていないような気がします。札幌って政令指定都市でしょ？なのに、厚別満員にならないじゃん。愛されるチームを目指すのは、強いチームを作るって言う事とは果たして一致しないんだろうか。僕は強いから、貪欲に勝利を求める姿勢こそみんなが尊敬し、愛してやまないクラブの姿なんだと思うけど。
こんなんで、分かってもらえましたか？