: : 新聞で見る限り完全移籍みたいですね。
: 小倉は東京Vから戦力外通知を受けてますから、レンタルは
: 有り得ません。もちろん移籍金も発生しません。
: 年棒の額によっては、いい買い物になる可能性はあります。
ところがそうとは限りません。
戦力外でも移籍リストに掲載されても、実際の移籍形態はレンタルだったというケースはたまにあります。
つい最近の例ではアウミールがそうです。
彼は1999年末にFC東京から戦力外となり、移籍リストへも掲載されましたが、
札幌への移籍はレンタル契約となりました。
逆にリストにこそ乗らなかったものの、昨年度は札幌に保有権があった
佐賀と河村の山形と水戸へのレンタル移籍も、
「ウチにいても出番はない」という事実上の戦力外にもかかわらずレンタルになったものです。
どうも毎年毎年、戦力外通告および移籍リストへの掲載を、
プロ野球における自由契約選手公示と混同されている方が多いようですね。
1.戦力外通告を受けても、それ自体が移籍の自由を保証するものではありません。
2.移籍リストへの掲載は選手の意志によるもので、これにより他クラブとの自由な移籍交渉ができるという意味合いです。
3.移籍リストへの掲載いかんにかかわらず、プロ契約(という語句ではないですが事実上はコレ)している選手がプロ契約選手として移籍する場合、
移籍元クラブ(現契約チーム)には移籍先クラブ(新契約チーム)に対して、移籍金を請求する権利があります。
とはいえ、↑のリンク先発言でも触れていますけれど、
実際に移籍金がやり取りされたかどうかはわかりませんし、
その額に至ってはクラブ間のかけひきもありますのでトップシークレットものです。
※ここ数年は「慣例」により戦力外選手の獲得=移籍金ナシとなっているようですがね(実際には不明)。
まぁしかし小倉の場合は元発言で書かれてあるように「完全移籍」で、
しかも「移籍金ナシ」か、あっても形式的な範囲で収まるものと思われますけれどね。