久々に…ってゆーか、今期初めて苦言を呈したいと思います。
先日の湘南戦はスカパーで観戦いたしました。
ビデオにも録り、様々なポイントとなったシーンも繰り返し見ました。
まずは炎暑の中、最後まで観戦・応援された皆さんにお疲れ様でしたと申し上げたいです。
ほぼ2昼夜経過して、さすがに全部…というわけにはいきませんが、
主要どころのコンサ系のサイトは見渡したつもりです。
概ね「勝てる試合だったかも知れないが、選手は1人少ない中を引き分けに持ち込んだのだからよく頑張った」
という感想・論調が主流だったように思えます。
けどさ…
勝って当たり前の試合じゃなかったのか?
という主旨を貫いていらっしゃる方(ページ)には、僕の見た限りたどり着けなかったのですよね。
まず、野々村退場について、その際の審判の処置が不明確だったやら、
相手の杉本に「挑発された」やらの類いの書き込みはありましたけれど、
頭突きなんちゅー愚行を働いて退場を食らい、
数的不利を招いた野々村本人を責める声が皆無なのにはどうも解せません。
退場にも色々と理由があって、どうしても点をやってはいけない場面・このゴールが入ったら負けといった局面で、
たとえば手を使ってボールを止めたり、相手を削りに行ったり…。
即ち「1人少なくなる」というリスクを犯してでも「このゴールは死守しなければ!」という状況だったら、
理解できないことはない…ってゆーか、時と場合によっては拍手喝采ものの退場もあるんですよ。
ところが今回の野々村の退場は違う。「愚か」としか言いようがありません。
※審判を悪者にするのはまったくのお門違い。その他の判定やゲームコントロールに不手際があったとしたら、
それはそれで別の問題。フチカを警告で済ませたのはミスだと思いますけれど、野々村の退場は全面的に正しい判定。
結果的に野々村の退場が札幌の選手達の闘志に火をつけ、
その後の必死にゴールを陥れんとする札幌の猛攻と、
それを水際で死守するGK裕二を中心とした湘南のこれまた必死の守備という、
とりあえず見応えのある攻防を作り出したのは確かなのでしょう。
それを以ってして「白熱の死闘! 感動のドロー」って感じてらっしゃる人も多いのかもしれません。
けど…
なら、どうして最初からできねぇんだよ!と思いましたね。
暑かったから? 前半は様子見ってのがここのところの戦術だから?
それも理解できないことではありません。
ただし湘南は…湘南サポには失礼な言い方かもしれませんが、もはや「圏外」のチームであり、
そんなチームをホームに迎えた首位を走る目標を明確に持ったチームが、
しかも1万6千人もの観衆を前にしてホームチームがすべき試合は、果たしてああいう試合だったのでしょうか?
「引き分けでよかった」? 本当にそう思っているのですか?
これでコンサの引き分けは3つめですよね。
と、言うことは、勝ち点の計算上2敗と同じってことになるのですよ。
なぜもっと最初から積極的に試合を支配しようとしない選手や監督の采配を問題にしないの?
なぜ再三の決定機をものにできない選手達を責めないの?
なぜ「高校生」(二種登録)に点を決められて恥ずかしいと思わないの?
【ユース系別件】
得点を決めた杉本圭は、つい先日のJヴィレッジでの「日本クラブユース選手権」で、
コンサドーレ札幌ユースと対戦したとき、背番号6を付けてボランチで出場し、
新居らを削りまくって後半警告2回で退場となった選手です。
確かに体格も一回り大きく「あんなの出すの反則だよぉ」とかみんなで言っていた記憶がありますが…。
つまり、3週間前には新居や正浩や太郎や“稔侍”たちと一緒のレベルで試合していた選手にいいようにやられたんだぞ!
コンササポ全員に同じ考え・価値観を持ってほしいとは思いません。
しかし、昨年(更には一昨年)と、あれだけ苦しい思いをし、屈辱にまみれたはずなのに、
どこからもこうした厳しい意見が出てこないというのはなんだか「同志」として哀しい思いもするので、
物議を醸すのを承知で書かせていただきました。
※特に道スポの平川のコラムは噴飯ものでしたね。