僕はまず今のコンサドーレにジョアン・カルロス監督は反対であるという立場です。
そしてそれは、
1・ウィルという不確定要素があること
2・選手との衝突の前例
3・コマのないクラブをシーズンとおして率いていない事実
大きくこの3つです。
: すなわち、ジョアン・カルロス氏個人の問題ではなく、クラブ全体の長い課題であったということです。
グランパス時代のこの事件については、クラブの長い課題という一面もあるとは思いますが、
僕はその一面、そしてまた氏の仕事の仕方という一面も多分に関わっていると思います。
アントラーズ時代にはジョルジーニョとぶつかりました。幸いアントラーズはコマが揃っている、実力のある選手が層を幾重にも織り成していたチームでしたし大事には至らなかったのでしょう。
ただし、グランパスのようなスタメン11人は一線級でもそのうちの何人かが抜けるとガクっとチーム力が落ちるチームで同じことをやっては結果が異なりました。
僕はウィルを獲得できるなら獲得して欲しいと思っています。
カルロス氏がウィルをコントロールできるか?それはやってみないとわからないですが、でも前例を見ればうまくいくとは思えないです。
彼が監督になるのならばウィル獲得は止めたほうがいい。
そのことによるカルロス氏の辞任であったり、ウィルの退団であったり、ひいてはコンサドーレ札幌の2003シーズンの終了にもつながってしまいます。
チームがうまくいかずに監督もろとも吹っ飛ぶ(シーズン中の崩壊)か
ウィルと監督の関係が微妙な状態でありながらウィルを軸としたチーム作りをしてやはり途中で衝突しキャンプを無駄にし1年を不意にする(シーズン前に抱えた問題)といった、もう少しろくな想像が出来ないのかといわれてしまうような不安が僕には多いです。
でもカルロス氏の戦術その他チームマネージメントがはまって結果がでるのではないか?というふうにコンサを愛するサポーターとして期待はあるのも事実です。
: ジョアン・カルロス氏が「規律」を重視するということは、多くの証言からいえそうです。しかし、それを「感情」ととらえてしまうと、誤解が生じます。
ここでおっしゃられている「感情」というのは多分「感情に任せて」というような意味合いだと思います。
柱谷哲二氏の末期のような記者会見等における発言などもこれに入るでしょう。カルロス氏はここでいう感情に任せて何かを衝動的に行うということはないと思います。
自分のやり方を通すという彼自身がもつ「感情」なり「テーゼ」があります。それに照らして彼にとって「指揮官に尊敬がない」というような選手を切り捨てていくわけです(今までのやり方から推測)。
カルロス氏は「気性が荒い」とは思いませんが、「気は強い」と思います。指導者としての勉強をし、そうしてつけて力を用い選手経験無しに監督業で成功を修め、またその経験から力を培ってきたわけですから。
成功があったから「自分のやり方」に自身があると思います。イバンチェビッチ元監督も彼が欧州で成功してきた再建方法をもとにコンサドーレを立て直そうとしました。内容はよくなりました。でも終盤の失点病の連続で彼はどうしていいかわからないという状況になり札幌を去りました。
ある程度成功を修めてきた監督という意味で共通していると思います。したがってカルロス氏が自分の型でやる以上不安を感じずにいられません。
日本を知っているブラジル、という報道がでたとき、
レオンやジョアン・カルロスは困るな・・・
ニカノールやネルシーニョなら結果と若手育成という両面を張さんと一緒にやれそうだな・・・
そんな風に思っていました。
長々と読みづらい文章になってしまいましたがどうにか言いたいことをかけたのではと思います。