カルロス氏の規律
今朝の道新の記事について、HFCは「まだコメントできる段階ではない」としています。しかし、多くの道民は、「決まった」かのように受けとめます。
そして、毎日や日経もフォローして、道外の人たちも、事実のように受けとめます。
さて、道新の記事の中で、
「名古屋では感情のもつれから主力三選手を戦力外とする」
とありますが、この経緯を知らない人には、誤解を与えかねないと思います。
「Jリーグイヤーブック」によれば、次の通りです。
田中孝司氏(その後湘南監督)が、名古屋の監督を務めたのが、98年、99年前期(6試合)です。問題は、このときに起きました。主力の
平野(現神戸)、望月(現神戸)、大岩(現磐田)と衝突し、監督の方が退任しました。
その後、サンチェス(99年4月ー8月)、マザロッピ(代行、99年8月ー9月)が継いで、ジョアン・カルロス氏が99年9月から監督に就任しました。
この年は、就任後9連勝し、天皇杯も獲得しました。そして、2000年シーズン途中に、再度衝突が起こり、今度は主力三選手が、戦力外通告を受けたのです。
すなわち、ジョアン・カルロス氏個人の問題ではなく、クラブ全体の長い課題であったということです。
ジョアン・カルロス氏が「規律」を重視するということは、多くの証言からいえそうです。しかし、それを「感情」ととらえてしまうと、誤解が生じます。
逆に言うと、札幌には「規律」が必要な事態があることを示しているのではないでしょうか。Jリーグ自体にそう見られているから、
今回の交渉となったのではないでしょうか。パブにも書きましたが、今回の交渉の発端は、Jリーグからの推薦ではないかと推測しています。
ジョアン・カルロス氏は、おそらくジーコ氏とつながりがあると思います。また、今のチェアマン鈴木氏も、前鹿島社長です。
Jリーグが、各クラブの人事に関与しているのは、今秋のいくつかの出来事から見て、十分ありえると考えています。
(1)鳥栖への木村和司氏の推薦は、「Jリーグ」によってされたと、報道されています。
(2)湘南には、前代表コーチ、サミア氏が有力視されています。
(3)広島には、前ユースコーチ(?)小野剛氏がコーチとして「派遣」されています。昨年末のセレッソへの西村氏の「派遣」もあったのかもしれません。
わたしは、インサイダーではありませんので、公式記録・確定報道による積み重ねによって、以上の推測をえました。皆様のご意見をいただきたいと思います。