本日、神奈川県平塚市の湘南ベルマーレ大神グラウンドにて行われました
Jユースカップ・グループAの結果です。
湘南ベルマーレユース 2−2(前半1−1) コンサドーレ札幌U−18
得点者=紙谷、永里(湘南)/野田、真田(札幌)
この試合が始まる時点で湘南の勝ち点は6、札幌は9。得失点差は湘南が+2、札幌が+11。
そして残り試合は湘南が1、札幌は2。
つまり湘南はこのグループ最終戦で札幌を破って勝ち点で並び、
かつ次週の「鹿島−札幌」で札幌が負けて勝ち点を伸ばせず、
得失点差の勝負になった場合のみ決勝トーナメント行きの望みがあったわけです。
なので湘南は勝利とともに大量得点を狙って立ち上がりから猛然と札幌ゴールを襲い続けました。
諸事情によりベストメンバーを組めない中で札幌は湘南の3トップに対抗し、珍しく4バックの布陣を敷いてきました。
しかし右SBの真田の位置を執拗に狙われ再三決定機を許します。
それでも身上の粘り強くしつこい守備で相手のミスも誘い、
無失点に抑えてきましたが、35分に左(札幌の右)から入ってきたクロスを、
ゴール正面で短くつながれたところ、DFに一瞬隙が生じ、紙谷に蹴りこまれ先制されます。
0−1のまま迎えた43分(今大会は45分ハーフ)に、
札幌はゴール真正面のPアークの中という絶好の位置でFKを得て、
きょう先発で左ハーフに入っていたMF野田達郎が左足で鮮やかにネットを揺らしました。
札幌同点。堤防の土手の上に鈴なりに詰めかけた250人!(公式発表)の観衆(ほとんどコンサ側)が
今年のトップチームでは絶対に見られない(大断定)フリーキックの直接ゴールで大いに沸きます!
1−1で折り返した後半も湘南の優勢は変わらず。
冷や汗が絶えない展開でしたが、31分にゴール前のピンチを凌いだ後、一気にカウンター。
MF竹下のタテ突進から右に出たパスに、長い距離を走りこんできたDF真田が右足を振り抜きゲット。
今年のトップチームでは絶対に見られない(大決定)鮮やかなカウンターからのゴールでまたしても大いに沸きます!
その直後の35分に甘くなったマークの隙を突かれて湘南FW永里に同点弾を許してしまいましたが、
激しいぶつかりあいにも屈することなく残り時間を守りきり試合終了。
2−2の同点で引き分けとなり双方に勝ち点1が与えられ、
即ち札幌のグループ2位以内=決勝トーナメント進出が決まりました。
怪我人もいてメンバー構成に苦慮し、またここ数週間は試合日程も過密で苦しい状況の中で、
最低限の目標であったドローを奪い取ったわけです。
どう贔屓目に見ても湘南の方が上手いし強かったと思えるのですが、
それでも負けないしたたかさと逞しさをユースに見たように感じます。相当にタフな試合でした。
試合後にはこちらに挨拶するだけで精一杯というような選手も見受けられましたし。
一人誉めたい選手はGKの中野でしょうか。再三の好セーブで16本のシュートから2失点に抑えました。
また、財前監督の絶妙な選手交代と布陣の変更も功を奏したと思います。
大神にいらした皆さん、本当にありがとうございました。
次週はグループ1位の座をかけて、鹿島ユースとのアウェイゲームがあります。
11月17日(日)13:00キックオフ。場所は鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドです。
また、Jユースカップ決勝トーナメントの一回戦は、
12月15日(日)の開催です。対戦相手はCグループの1位と決まっていますので、
現状では浦和レッズとの対戦(アウェイ)が有力です。
今後もユースチームへの応援をよろしくお願いいたします。