「内部告発」とは,また巧い論点すり替えを持ち出しましたね.
会社やその一部署の「組織としての」行為が,社会に悪影響を及ぼしたり,
あるいは,不都合を「組織として」隠蔽するようなことを,
監視するシステムが「内部告発」だと思います.
その告発先が司直であるか,社内の監視体制であるかは,問題ではありません.
従って,個人的なレベルで発生した不祥事それ自体は,
「内部告発」の対象とはなりません.
なぜなら,事実誤認や悪意に基づく誹謗や中傷との区別を,如何につけるか,
という人権問題が常に両刃の剣として残されるからです.
ですから,軽々しく使うべき言葉ではないのです.
この手の発想を,一知半解というのですね.
で,今回御指摘の件に戻って考えましょう.
障害事件の中味がどの程度であるかも解らないまま推測しても,
本来不正確なものですが,ことは少なくとも小山氏の名誉に拘わる問題です.
(直接名指していない,などという説得力のない言い訳は勘弁してください)
今,僕が定義したようなことに,該当するような事実があったでしょうか.
ことはあくまでも私人間でのこと,
どうしてもそれを「内部告発」に我田引水したいなら,
HFCが「組織として」これを隠蔽した事実を提示すべきでしょう.
社内の宴会での出来事だから,組織に関係することだと言うなら,
それはHFC内部でその処理を考えればよいことで,
上司にあたる部長(おそらく役員のはず)が,
HFCの正式議題として,取り上げるのが優先するでしょう.
それとも,HFCの意向とは関係なく,まず刑事事件としたかったのでしょうか.
哲さんとやら,HFCでの扱いについて,何か確証でもおありのようでしたら,
御披露いただけませんか?
いい機会ですから,長文になるけれど,合わせて書きます.
オカダタケシの発言を注意深く読めば解る通り,
少なくとも'01年の補強活動に,彼は直接タッチしていません.
従って,ウィルやアダウトの招聘は,小山氏や石井氏の功績によるもの,
そして,その結果が昨年の残留に結びついています.
今年は確かに失敗しました.
小山氏のミスであると同時に,コンサのフロント全体の未熟もあるでしょう.
でもそれは,例えばマリノスやヴェルディのような古豪チームにだってあります.
昨年の今頃,降格レースに喘ぐ両チーム,かたや3名もの外人の緊急補強,
そして,もう一方はエジムンドを招請したくらいですから.
要するにどこのチームでも,キャリアを積んだフロントの確保に頭が痛いのです.
たった1年の結果責任を,人格的なレベルでしか攻撃できない,
あなたの意見こそが,あちこちで書き殴られているフロント批判と,
実は大差ないのだということを,自覚してください.