思うのは、柱谷兄弟は、まぁよくも兄弟そろってしんどいチームを
引き受ける気になったなということ。年俸も安いでしょうに。
柱谷兄は、堀井の移籍を見るまでもなく、非常に理想主義的な
考え方の持ち主だとおもいます。
もちろん、山形というチームそのものが長い目でチームと、サッカー選手そのものを
育てていこうというビジョンを持っていることもあるでしょう。
コンサは、逆に、非常に性急にここまで来たチームという印象があります。
1999年シーズン、J1昇格を逃したこと、あのころ、なぜこんなにも非難
されるのかと不思議に思った覚えがあります。
たった二チームしか昇格できないのだから、昇格できない方が当たり前だろうと。
必ず昇格できるほどの戦力は、もともと持っていなかったと思います。
2000年シーズンも、レッズあたりと並び立つチームには、
とても思えませんでした。僕の印象の中では、コンサドーレは、ものすごく
がんばってきていると思うのです。
コンサのサポーターも、やはりすこし物事を急ぎすぎているのかもしれません。
はじまってもいない来シーズンに向けた嘆きっぷりも、少々疑問です。
HFCだって、誰もわざわざすすんで負け組になろうとは
思ってはいないと思うのですが。
ほぼ決定であろう柱谷さん(と、HFC)のこれからのチーム作りは、
まだおぼろげですが、当面の補強として自身の人脈を生かし、
実績有るベテラン選手達を、多く導入しようと言うのであれば、
それは歓迎したいと思います。
レンタル選手の多くがそうだとは思いませんが、
モチベーションとチームへの帰属意識が欠けがちな
中堅選手をレンタルで導入するより、
モチベーションの高いベテラン選手を選んで効果的に使おうということでしょうか。
栄光を極めた名選手が、流れ流れて札幌で死力を尽くしてくれるのであれば
それはそれで素晴らしいことだと思います。
また、移籍金などもおそらく安価な選手が多くなるのでしょうから、
補強としてはリーズナブルでしょう。
もちろん、ベテランである以上、プロは結果次第だということも
身にしみているでしょう。
そして、柱谷さん自信の新人監督としてのモチベーションの高さにも、
期待したいところです。
正直、野々村選手の退団通告は、予想していました。もともとパフォーマンスの高い
選手ではありませんので、仮にケガから復帰しても戦力としては難しいところだと
思っていました。野々村選手の役割は、チームがきちんと意識して行動できていれば
野々村選手本人の能力が必ずしも必要ではないという性質のものだったと思います。
野々村自身のパフォーマンスから考えても、コンサでの役割は終わったという
感じで、仕方ないように思います。(残念ですけど)
私の予想ですが、来年はレンタル選手は少なくなるのではないかと思います。
今回の異動はリストラといって差し支えないレベルで行われることでしょう。
各ポジションに実績と経験を兼ね備えたベテランを効果的に配置し(お安く)、
一方で積極的に若手の育成に努めるということは、財政規模の小さなチームの
あり方として間違ってはいないと思います。
個人的に小倉選手が好きなので、是非コンサでもう一花・・とかそういう楽しみも
あります。
ベテランと若手の混成部隊って、結構魅力的だと思うのですが・・
私自身は、とてもわくわくしています。
ウィルのことは、とても残念ですが、これもサッカーですよね。
・・もちろん、結果はどうなるかわかりませんが(^_^;