>元気ですかぁ~~ッ!!!!!!!さん(あってる?)
ナイスなストーリー、楽しませてもらいました。
レフェリーはもちろん和田京平ですよね?
(ミスター高橋だと、不透明な結果に終わる可能性が高いので)
それはそうと、ピクシーを称えるか称えないかの件。
以前も大宮サポからのエールに応じる応じないで激論になりましたが…
「自分たちのチームを応援する」だけじゃいかん、あの手この手で
「敵チームの戦意を喪失させる」ことだってサポーターの役割だ、
って思う人がいたって、そりゃいいでしょう。心の中は自由です。
(それがその人の美意識であり主義主張なんだから)
だからといって、「同じサポーターが相手の一選手に拍手を贈る」こと
すら許さないってのは、ちと傲慢な考え方だと思います。
同じように「あんな偉大な選手なのに、敵だからといって拍手を送らない
なんて許せない!」ってのも、気持ちはわかりますが善意の押し付けなの
かもしれません。
要は、1人1人が、それぞれのやり方で応援すりゃいいんです。
何も、みんなが同じこと考えて同じ行動を取る必要なんてないんです。
(安全のこととかマナー、ルールに関することはもちろん別ですよ)
あとは、根底に「サッカーを楽しむ」ってことさえあれば…
ちょっと甘々だけど、こんなのもいかが?
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小学生になった子供の手を引いて、厚別へ。いつものように競技場の
片隅で両チームの練習とサポーターの応援を観ているうちに、MCの
選手紹介が始まる。まずは相手チームの選手が淡々と紹介されていく。
「…フォワード、背番号10番、ドラガン・ストイコビッチ」
競技場に、ひときわ高い歓声と拍手が起きる。手を振る10番。
「どうして敵なのに拍手してるの?」
「みんなをたくさん楽しませてくれた、素晴らしい選手だからだよ」
「じゃあ、今日は札幌を応援しないの?」
「そんなことはないよ。ほら、見ててごらん」
「…続いては、そ~う我らがコンサドーレ札幌の選手を紹介します。
ゴールキーパー、背番号1、佐藤洋平!」
突然の嵐のように巻き起こる凄まじい拍手とコール、打ち振られる
旗に、思わず身を乗り出して声を張り上げる2人。戦意がふつふつと
沸いてくる。
「これなら、あの選手がいても負けないね?」「当たり前だろ!」
その日の試合は、ひとときも目が離せない激闘の末、コンサドーレが
勝利をものにする。敵の10番は、赤黒の勇者たちと健闘を称えあった
後、厚別に集まった2万人に敬意を表するかのように、深々と一礼して
ピッチを去っていく。
「負けちゃったけど、すごかったねあの選手」
「こんないい試合観れてよかったな」
「うん。帰ったらもう1回、ビデオで見よう!」
そう言いながらも、ゴール裏へ挨拶にきた選手たちを見ようと、最前列
へ駆け降りていく2人であった…
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