なんかノーフィアーだかって誰だ?こいつ。
なになに?6/16の試合は「ピクシ−サンクスマッチ」にするだと?
つまらん!どうせなら
「ドラガン・ストイコビッチ、ラストマッチ。妖精、北の聖地に死す?負けたら即引退スペシャル!」
とかの方が、絶対に盛り上がるぞ。
もちろん、これは北海道地域限定の特別番組ならではの演出だ。
ストーリーは以下の通り。
「2年前の札幌厚別。押し気味に試合を進めながらも、札幌FW有馬の、
レフェリーの死角をついた巧妙なキーパーチャージ(そう、当時思わず解説の宮澤M氏も『ううむっ、これは!?』と言ったきり、
おしだまってしまった問題のシーンだ)によって、
くやしい敗戦を喫したピクシーが、その借りを返すために札幌に乗り込む」というもの。
その闘志たるや並々ならぬもので、シーズン後の引退どころか、この試合に負けたら即引退してもいいと発言、
まさに勝つためなら、縦じまのユニホームを横じまにするくらいの覚悟で、という阪神なみの勢いだ。
対するコンサも負けていない。
試合前のインタビューで幡戸が叫ぶ。「今日の試合が貴様の命日だ。首を洗って待っていろ!」
温厚な名ヅカもめずらしく声を荒げる。「けずってやるぜ!足を破壊してやる!」(いずれもカメラ目線)
さあ、いよいよキックオフ。
もちろん、コンサの選手は、全員がファウル覚悟で、ピクシーに容赦のないアタックを仕掛ける。
ぶっ倒されたピクシーが怒ったら、岡ちゃんの出番だ。
「レッドだろ、レフェリーこのやろう!」とこれまためずらしくエキサイト。
観客も容赦のないブーイングだ。
そして・・・コンサ1点リードで迎えた後半44分、
ピクシーの絶妙のフリーキックがコンサゴールを襲う。
バーに当たったボールは垂直に落ちて、ピッチをたたく。
ゴールか?ノーゴールか?
主審はゴール、副審はライン上と判定し、物言いに。
いっせいに飛び出す両チームのベンチ。果たして勝敗は?
そして白熱の一戦は、試合終了のホイッスル。
突如、ピクシーにつかつかと歩み寄る岡田。身構えるピクシー。
緊張が走る中、がっちりと握手する両者。
そして岡田はピクシーの手を高々とかかげる。
会場は万雷の拍手と歓声。ピクシーコール、そしてオカダコールだ。
やったあーっ!
という演出が最高にイカスだろう。
そこで結論。
敵味方を超えて、偉大な選手を理屈抜きに称えること、これはスポーツを愛する者の常識である。
我らがコンササポなら、きっとわかってくれるだろう。
渡辺@美唄とやら、そしてノーフィアーよ、遠慮なくピクシーを称えるがよい。
え、試合はどっちが勝つのかって?
故G馬場は言った。「シューティングを超えたところにプロレスがある」。
これを引用すれば「勝敗を超えたところにサッカーの真の醍醐味がある」というわけだ。
この意味がわかれば、もう教えることは何もない。
(ちと、長かったかのう)