: 先日の甲府戦は数字の上では完勝でしたが、すっきりしない内容でした。特に
前半の序盤はあぶなっかしい場面が多く、本当にいらいらしました。
: そして特に私が感じたのは選手の覇気のなさです。私の気のせいならばよいの
ですが、半ば昇格をあきらめたようで、是が非でもJ1に昇格してやるとのガッツ
はあまり感じませんでした。
: 相手が甲府でホームだから勝ったようなもので次の大宮戦が心配になりました。
私も同感です。
色々な人が言っているので、敢えて言うまでもありませんが、コンサに残された
道は、残り全勝。
それでさえ、他力本願の状況ですから。
これからは、「負けない」じゃなくて、「勝つ!」この気持ちが選手には当然
要求されます。
これは、実は至難の技です。
川崎が、鳥栖に取りこぼすように、下位のチーム(私の見るところ甲府を除いて
どのチームも今後侮れない)も一部では、チーム力が上がっているところさえあ
る位、今後は驚異ともなりかねません。
残り10試合、それらチームに全勝しなければなりません。
勿論アウエーでの試合も半分あります。
苦手のアウエーでも、5戦全勝しなくてはなりません。
最後の東京戦なんかは、相手もホームでJ1昇格を決めようと、コンサにはそ
れこそ、「絶対勝つんだ!」という気迫で望んでくるでしょうし、サポーターも
それは大挙してコンサを潰すためにやってくるだろうし、コンサにとってとてつ
もなく厳しい状況に置かれた試合になることは、まず間違い有りません。
しかし、それを打破しなくては、J1復帰はとてもとてもおぼつかないのです。
どのチームよりも、今のコンサには「勝つんだ」という気迫が必要です。
「負ければおしまい。」
このことを選手には、肝に銘じてもらいたい。
ここまできたら、後はもう気力の勝負しかないのです。
格好がどうのこうのでありません。
内容がどんなに負けていても、結果勝つことが今は最も重要なのです。
勝負というのは、そういうものです。
まして、J1復帰という限りなく大きな目標のあるチームなら、なおさらです。
後1カ月一寸の踏ん張り、私は選手と一緒にその苦難を味わいたいと思います。
本当、J2最下位チーム相手に1万5千も入るなんて、それはJ1級ですよ。
だから、このチームをJ2で終わらさせたくない。
来年の保障なんてどこにもないのだから。