いつもコンサドーレのことを気にかけていただいてありがとうございます。
: 厚別の応援は、凄い凄いって話を友人の札幌サポに聞かされていますが・・・
: はっきり言って、今日は、コールが余り聞こえなかった。
: メガホンの音が大きすぎるんっすよねぇ〜!で、それが一体になってないから尚のこと汚く聞こえる。
: やっぱり、基本は、声と手拍子が良いのではないっすかね???
: 今のままだと・・・はっきり言って厚別ゲームの脅威ってのは感じないと思う。
「声・手拍子」か「メガホン」かという議論はこれまでに何度もありました。
現実に今も「声・手拍子」がいいと思っていらっしゃる人はたくさんいると思います。
ところで僕はアウェイのサポなので厚別には年に数回しか行けません。
逆にコンサがアウェイチームとして乗り込む各地の他チームのホームスタジアムによくお邪魔しています。
その意味ではコンサと対戦する試合のときだけ厚別に向かうアウェイチームの選手たちと、
近い感覚を持つことができるかもしれません。
そんな僕が思うのですよ。
「こんな競技場、日本中のどこを探してもねぇや」と。
確かに「声・手拍子」の音量で上回っている競技場はあります。
しかしそれはほとんどゴール裏の熱烈応援系サポーターから発せられるものであり、
メインやバックからは時折り拍手やヤジが飛ぶくらいで、
継続して応援をしているという雰囲気はあまり感じられません。
ところが厚別は、この「メガホン」という武器のおかげで、
ゴール裏はもちろん、メインやバックの家族連れや老夫婦、声を出すのが恥ずかしいおねーちゃんまでが、
「参戦」できるのですね。ですからピッチ上で聞くと360度あらゆる方向からメガホンの音が聞こえます。
風向きによっては音が巡るような感じになるとも言われています。
で、2年前にナビスコカップでJチームとして初めてコンサドーレと厚別で対戦した鹿島アントラーズの
イレブンによると「すごくやりにくかった。アウェイを感じた」そうです。
つまり、「脅威に感じるかそうでないか」ってのはサポーターが決めることではなく、
実際に戦っている選手たちが感じることだと思うのですよ。
僕も昨年、柏や駒場(鹿島は前年に)に行きましたけど、
「なぁんだ。話に聞くほどでもねぇぢゃん」と思いましたもの。いや、ホント。
だって、↑にも書いたけど、所詮は「ゴール裏だけ」「熱血応援系だけ」の応援でしたから。
……と、こんなこと書くと気分を悪くされるかもしれませんが、
試合の方はしっかりとホームチームがすべて勝っているという事実があります。
特に柏では審判が一度下した判定をホームの騒然とした雰囲気に飲まれてつい覆してしまいましたし、
浦和でもタイムアップ寸前に決勝ゴールを決められてしまいました。
つまり、その土地その土地のホームの雰囲気が選手や審判に微妙に影響を与えていたのですよ、やっぱり。
サポーターが「たいしたことねぇや」と思っていても、戦っている選手たちにとってはやっぱり違うものなのでしょう。
で、実は昨日は等々力に「川崎F−山形」を見に行き、
宿敵フロンを叩くべくモンテディオサポーターに加勢して応援してきました。
モンテの応援ってのは試合中ほとんど休みなくタイコを叩き、歌い続けるというものです。
「いい・悪い」の問題でなくそれが彼らの「スタイル」であり、
同じようにメガホン応援もコンサドーレの「スタイル」として、今の時点では一般化しているのですよね。
それで応援が盛り上がらななくなったり、チーム成績が向上しないとなったら、
サポーターが自らの手で改善していくことになるでしょう。
だから「メガホン応援」も不変とは言い切れないです。