正直な話akiさんの言っていることは、至極まともなかつワールドスタンダ
ード(?)なことで、そうなるのが自然なチームとサポーターの関係だと思う。
多分、昔ほんの3年くらい前であったら俺も絶対にそう思っていたんだと思う。
ただ、札幌はミラノではなく、もちろんバルセロナでもなく、ましては浦和でも
福岡でもない。
俺に言わせると、札幌はサッカーが根づいたんじゃなくて、みんなコンサドーレ
というものが好きなように見える。コンサドーレがプロ野球のチームであっても、
みんな変わらぬ姿勢で応援したんだろうと思う。それはそれで、いいことなんだ
ろうけど。
だから、別にみんなサッカー的、フットボール的なものには興味がないだろう。
少しでもサッカーについて興味があったらメガホンは使わないんじゃない?拍手
がどんなに美しいものか知っているから。あれだけの人がメガホンを捨てて拍手
で選手を称えれたら、どんなに素晴らしいか。
また、選手は俺らサポーターの反映だから。南米のサポーターが熱くゴールを
求めるから、選手もでこぼこのピッチで頭脳とテクニックを駆使してボールを
追いかける。イタリアのサポーターも厳しく美しいカルチョを愛するから、セ
リエは恐ろしく激しく美しい。
だから、札幌の選手が誰もシュートを自分から打とうとしないのも、苦しい時に
自分から勝負をしないのも、それは俺らサポーターのレベルだっていうのは自覚
したほうがいいと思う。
それでも、俺は札幌が好きだし、全然悲観してません。今、札幌の歴史を作ってい
るという代え難い喜びがあるし、あれだけ集まる厚別には未来を感じるからです。
長い目で見るしかないと思う。50年後にいい雰囲気でいいサッカーが見れればいい
なあって思ってます。