: 要するにこの4億円というのは、入るとあてにしていたのに入ってこなかった
: 後援会費の不足分丸々そのままという訳ですが、それでは、なぜ後援会収入が
: 思ったように集まらなかったか? 一言で言えば、5000円という金額が、
: 一般の方々から見て「高い」と思われたからでしょう。HFCが、どのような
: 年齢層の人を後援会加入者として想定していたのかは知りませんが、5000円
: という額は、我々社会人ならともかく、小中学生、高校生がおいそれと払える
: ものではないと思います(それとも、私の金銭感覚はズレてるでしょうか)。
平成11年度の「後援会加入目標達成施策案」というものがありますので、
簡単に紹介します。
1.道内経済界及びサッカー協会の目標設定
(1)道内経済界の取り組み
・事業所ごとの加入促進
(2)北海道サッカー協会の取り組み
・協会会員の加入促進
・傘下団体会員の加入促進
2.各種団体(各運営理事及び理事)の取り組み
(1)所属団体支部および参加団体への加入促進
・各組織での加入促進
・青年会議所での加入促進
(2)団体発行の広報誌等への掲載
(3)取り引き先、知り合いへの加入依頼
3.北海道の取り組み
(1)道内の商工会議所及び商工会への協力要請
(2)市町村への協力要請
(3)企業・団体等への協力要請
(4)道庁職員の加入要請
4.札幌市の取り組み
(1)札幌商工会議所との連携
(2)札幌広域組合の市町村への協力要請
(3)企業・団体等への協力要請
5.後援会事務局及びHFCの取り組み
(1)HFCスポンサー企業への加入促進
(2)個別企業への加入促進
(3)自動口座引き落とし導入の検討
なお、各地区サッカー協会や経済界には、目標加入口数(ノルマ)
が設定されています。
※ つまり、学生などは、ほとんど対象になっていません。
関係があるとすれば、サッカーチームのメンバーの加入とか、
年会費の分割払いなどの便宜、とかでしょう。
ただし、現在の後援会加入者の構成がどうなっているかは定かではありません。
後援会の会員の加入促進が思うように進まない原因は、
各団体の理事(およそ400名)が、各団体での加入促進を
効果的に行っていない、ということだろうと想像しています。
その理由は:
・のんびり構えているのか、
・役職指定で理事に就任した方が多く、部下に圧力をかけるのは
気が引ける、とか、
・転勤で前任者の役目を引き継いだけど、あまり熱心に行動する
熱意が無い・・というような理由が考えられます。
いずれにしても、後援会制度は、将来のソシオ制度的なシステムを
睨んだ制度だろうと思いますので、後援会の支援がうまく行かなければ、
ソシオ制度もうまく行く訳が無い・・という論理になるかと思います。
: 結論から言えば、私の考えでは、後援会費はもっと値下げして一口1000円から、
: という風にしてはどうかと思うのです。この方法では、4億集めるのには
: 40万口の加入が必要となり、確かに気の遠くなるような人数ではあります。
: しかし、俺はサッカーにはあんまり興味ないけど1000円ぐらいなら北海道を
: 盛り上げるってことでまあいいか、という人は案外いるかもしれませんし、
: 逆にそうした人こそ、後援会員となることでチームへの愛着が湧き、長期的には
: サポーターになってくれるかもしれません。つまり「カネ払った以上は、ちょっとは
: チームのことが気になる」→「そんじゃ、一回ぐらい試合見てみっかなという
: 気分になる」→ハマッてしまう→まわりを勧誘する→最初に戻る、という訳です。
こうすると、加入者数は増えるかも知れませんが、経費が余計にかかります。
一会員当たりの諸経費が増える、ということは、HFCへ募金する金額が
減ってしまうので、効率が悪くなります。 検討すべき方法ではありますが。