: こんにちは
: どなたも書いていないようなので、北海道新聞8月4日朝刊によると
: HFCは今秋以降4億円の資金不足に陥る見込みだそうです。
: 9月〜12月にかけて運転資金2億円不足
: 来年1月〜3月でさらに2億円不足
要するにこの4億円というのは、入るとあてにしていたのに入ってこなかった
後援会費の不足分丸々そのままという訳ですが、それでは、なぜ後援会収入が
思ったように集まらなかったか? 一言で言えば、5000円という金額が、
一般の方々から見て「高い」と思われたからでしょう。HFCが、どのような
年齢層の人を後援会加入者として想定していたのかは知りませんが、5000円
という額は、我々社会人ならともかく、小中学生、高校生がおいそれと払える
ものではないと思います(それとも、私の金銭感覚はズレてるでしょうか)。
結論から言えば、私の考えでは、後援会費はもっと値下げして一口1000円から、
という風にしてはどうかと思うのです。この方法では、4億集めるのには
40万口の加入が必要となり、確かに気の遠くなるような人数ではあります。
しかし、俺はサッカーにはあんまり興味ないけど1000円ぐらいなら北海道を
盛り上げるってことでまあいいか、という人は案外いるかもしれませんし、
逆にそうした人こそ、後援会員となることでチームへの愛着が湧き、長期的には
サポーターになってくれるかもしれません。つまり「カネ払った以上は、ちょっとは
チームのことが気になる」→「そんじゃ、一回ぐらい試合見てみっかなという
気分になる」→ハマッてしまう→まわりを勧誘する→最初に戻る、という訳です。
実はこうした戦略は、何も私が考え出したものではなく、浦和レッズがチーム発足以来
行っていることです。以前浦和の社長だった清水さんという人は、「1人の大人から
1万円集めるよりも10人の子供から1000円ずつ集めるべき」と考えていて、
それがオフィシャルサポーターズクラブ(OSC)という制度の導入につながった
わけです。具体的なシステムですが、3人以上集まって一人1000円支払い、
チームに登録することでOSCとして認定されます。OSCになったからといって
チケットその他の優遇とか割り引きは一切ありませんが、人数分のステッカーと
3人につき1本のオリジナルフラッグ(市販されていない、というところがミソ)
がもらえるという訳です。いささか古い資料で恐縮ですが、95年時点では、
4796クラブ、約2万1000人の登録があったということです(浦和レッズ
オフィシャルハンドブック1996より)。もっとも、当然ながら私は浦和のチーム
関係者ではないので、そうして集めたお金がどの程度経営に貢献しているか
知る術もなく、この点で説得力にイマイチ欠けることは承知しております。
我が札幌も、将来的にこうしたシステムを導入してはどうでしょうか。
経営面に関しては、各クラブ間の関係はゼロサムゲームではなく共存共栄なのですから、
他のクラブでうまく行っていることは十分検討する価値があると思うのです。
それでは、具体的にはどうするか?
1.名称は、既存のOSCと区別するため、「コンサドーレ・サポーターズ・サークル」
などとする。各サークルは、自由に名前をつけて登録する。私なら迷わず「札幌
原理主義者解放同盟」。
2.サークルの最低人数は3人。ここで5人とかしてしまうと、私のような友達の
少ない人間はサークルを作れなくなる。もちろん上限はなし。肝心の「入会金」は
1000ないし1500円。1人の人間が複数の偽名を使って当該サークルを
作るのはもちろん自由。これなら私でもなんとかなりそうだ。
3.特典は、特になし。ただし、各サークルに1本オリジナルフラッグか、人数分の
ステッカーをプレゼント。
4.サークルは1年毎に更新。
なんだか、浦和の制度と同じようなもんになってしまいましたが、どうでしょうか。
異論反論、お待ちしております。