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  • Subject: ACミランにおけるゾーンプレス
  • From: 土曜こんばんら!!
  • Date: 1999年1月12日 22:37:26

     1970年代、ヨハン・クライフとその仲間たちによって、全員攻撃、全員守備。ローテーションによるポジションチェンジを行う「トータルフットボール」が誕生しました。このヨハン・クライフとその仲間たちは1974年のW杯でセンセーショナルなデビューをする事になる。これを元にして、アリーゴ・サッキがACミランで4・4・2システムにおけるゾーンプレスを完成させた。そのシステムとは、以下の通りになります。
     
        ⑩    ⑨         ⑩ グーリット
                       ⑨ ファンバステン
      ⑪        ⑧       この2選手のクリエイティビティー                   がキーになる。  
        ④    ⑦

     ③  ⑥    ⑤  ②
           ① 
     
     中盤の⑪、⑧、④、⑦が積極的にボール狩りに参加する。しかも、⑪、⑧は、マイボールになり次第、サイドへ開いて、ウィングの役割を果たさなければならない。そのとき③、②がサイドをえぐるサポートに回り、⑥、⑤はラインを上げ、コンパクトな3ラインを形成する。また、④、⑦は②、③がオーバーラップした後のスペースをケアする。
     これが、サッキが理想としたゾーンプレスである。これが、発展してユベントスのプレッシングフットボールになった。

     一方、アヤックス、バルセロナは、3・4・3というフォーメーションで独自の「トータルフットボール」をモダンな形で完成させていく。

     この続きはまた今度ということで…

    次回予定「3・4・3システムにおける10番の役割」


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