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Subject: 株式会社としての問題
From: スーパー銭湯
Date: 2002年12月31日 18:03:14
Reply-to: 市民クラブと資本主義 By スーパー銭湯

多くのサポがサポ持株会を通してコンサ、つまりHFCの株式を所有しています。
なにが、株式会社として問題となるのか、簡単に整理してみます。

最大の問題は「債務超過」であること。

実は対外的信用の問題はこれが第一なのです。
ところで、よくコンサの財政的な話で、赤字の多さや、借金の話が出てきますが、
混同されている方が多くいますので、簡単に説明します。

現金で資本金25億を出して、会社を設立します。
極端な例ですが、一年間で収入が0(ゼロ)として、一方、支出・経費が25億なら
「赤字25億円」となります。

しかし、資本金の25億で支払えば借金はゼロです。赤字=借金ではないのです。
資本金は自己資本といい、返さないでいいお金ですから、使っても借金じゃない。

ただ、株主の出資したお金はもはや会社にはありません。
この場合、会社の金庫に金はない、株式の価値はゼロとなります。

そして、債務超過とは、その上にまだお金を使っちゃったということです。
HFCは25億の資本金で27.8億の累積赤字のようですから、2.3億不足です。

とすれば、破綻状態とみなされますので、融資は受けられません。
現在、親会社のない融資が受けられないコンサでは、資金不足は即、存続危機となるのです。

ですから、少なくとも会社に資金がある状態、債務超過の解消が、早急に解決すべき問題
とみなされるのです。

そして逆に言えば、債務超過を解消すると、対外的な信用を取り戻し、自力での資金調達
の第一歩となるわけです。

ところで、現在多くの銀行が信用不安になっている原因も、「実質は債務超過」の不安からです。





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