J2降格となり、再び試練となったコンサですが、今後の展望をその存在基盤から
考えてみます。
プロスポーツクラブがなかった北海道では、Jリーグが誕生したことでギルド体制の
プロ野球でなく、開かれたリーグのサッカーでそれを実現するためコンサが誕生した
のだと思います。日ハムが来札することで一部コンサの存在を取りざたされるのも
その点にあるのかもしれません。
ところでコンサは確たる母胎なしに、プロ野球でいえば親会社なしに運営されています。
親会社とはその会社の株式の過半をもつ大株主である会社のことです。
子会社は債務超過状態であっても親会社の信用で事業活動は継続できます。
しかし、親会社の一存でその存続は決まります。
コンサには大株主はいても損失補填をする最終的な尻拭いをする先がありません。
それをする役割を自治体がすることの是非がこれまで議論されてきたことだと思います。
コンサに資金援助すること自体の問題ではなくです。
資金が続かなくなれば、企業は消滅をするか、新たな株主に減資をして譲渡するか。
この原理原則が資本主義です。
同じく道民の期待を担ったエアドゥは後者の選択をし、企業消滅を避け、新たに出資金を
募り新たな株主のもとで事業を継続することとなったようです。
コンサは今後どうすべきか?