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Subject: Re: 今後の資金調達
From: スーパー銭湯
Date: 2001年10月26日 01:32:49
Reply-to: Re: 今後の資金調達 By

: : ところで、安定的な経営には、一時しか資金が入らず、その後は無料招待券等を
: : 含め配当負担をふやす増資は慎重にすべきだとは思いませんか。
: 「慎重に」という点には同感です。
: 個別に見ると、'00年度の増資は、選手の移籍金に当てられて物で、選手のパスは
: 会社の資産であると考えれば、あながち間違った使い方とは思いません。
: 資産を上手く運用して、より一層の収益を上げられるようになれば問題なしです。
: ただ、エメのパスと違って、日本人選手のパスは目減りが激しそうですが:-)。

今回の決算で収支がトントンなら、今までと違い、増資した分の株主の資金有効に
使われており、目減りしていない考えていいと思います。
ですから、啓さんの意見に異論はありませんよ。


: 「債務超過を解消するために増資」も、それによって、より経営が安定するので
: あればありだと思います。まぁ、株主総会の判断としては、債務超過を解消する
: メリット<増資によるデメリットという判断のようですが。

「債務超過を解消できるなら」それも、理屈としては分かります。
でも、できますか?
実際、今回はそう言う目的ではなく補強費を目的の増資でしたよ。
私には、債務超過解消には、最初に既存の株主の権利を放棄させてからが、
公的補助を受けて存続させている会社の経営者なら、まずすべきことと考えて
います。

: : モラルに反すると思いますよ。
: 基本的に、株式会社というのは、株主に対して責任を負うものです。従って、株
: 主のメリットになる行為は、原則として反モラルではありえません。問題は、招
: 待券を発行することが株主のメリットになるかどうかです。
: 私個人としては、とりあえず「年間2枚もいらないよ」という感じですが、一般論
: としては判断しかねます。

株式会社が株主に責任を負うとのことは、まさに正論です。そして、同時に株主にも
会社の経営が失敗したことの責任、つまり「株券が紙切れになることを甘受する責任」
がありますよ。公的補助を受けていることは、それを税金補填で免れていることですから。

啓さんのいうとおり、「会社が株主に優待券を出すこと自体」は、「会社のモラル」
に反するとは思いません。
経済的にモラルに反すると私が感じているのはそれをもらっていいのか?
という、「株主としてのモラル」を今回問いかけたのです。

一方同時に、破綻している実質価値ゼロの株式を発行する経営者のモラルについても、
問いたかったわけです。

もし、ホントに債務超過を解消することができる増資なら大賛成です。

ですが、とすると債務超過解消まで32億(累積赤字)ー25億(資本金)の
7億ほどさらに増資する必要があります。そして配当するようになるには、
32億の累積赤字を解消するため32億の「利益」を積み重ねて、さらに
資本金の4分の1以上の法定準備金を積まねばならないですから、あと8億の
利益か、増資が必要です・・・。今の経営陣に可能ですか?

いままで、毎年補助金もらってもトントンになるのがせいぜいの会社ですよ。

繰り返しますが、今回の株式募集を決定した経営者には私は言いようのない不快感を
感じていますが、同時にそれに応じた人たちは自己責任で決めたことですから、
私ごときがどうこういうつもりはありませんよ。問題にするのは、優待券など
もらっていいんですかね、ということだけです。

いいじゃん、というならそうですかとしかいいようがないですが・・。
補助金の目的はコンサを存続させることでしょう。
HFCを存続させることイコール、コンサ存続というのはレトリックですよ。
HFCがつぶれても運営できるような対策をさぐるのが、いま求められて
いるんじゃないですか。株主の利益は経済的利益ですが、ホントに今回の増資に
応じた人は「もうけるため」に増資に応じたんですか?


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