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Subject: ひぐま的U−18総括
From: ひぐま@おてんば安藤
Date: 2004年8月06日 12:55:54
Reply-to: ヴェルディと分けるもベスト8ならず By ひぐま@タイショーも来た(^^;;

さっくりと総括的なコトを。

まずは今大会の登録メンバーから。( )内は学年です。

1 GK 相澤 勇佑(3)  14 MF 藤田 征也(2) 
2 DF 真田 勝志(3)  15 MF 佐藤 智佳(2)
3 DF 外崎 卓光(3)  16 GK 滝沢 良平(2)
4 DF 松下  宏(3)  17 FW 吉田  仁(3)
5 MF 小川 睦史(3)  18 FW 川村 賢吾(2)
6 MF 三上 紘矢(3)  19 MF 長沼 恭平(2)
7 MF 渡邊  翼(3)  20 DF 廣中 辰哉(1)
8 MF 斉藤  来(3)  21 GK 塚本 祐輝(1)
9 FW 三浦 祐輔(3)  22 DF 西田 和弘(2)
10 FW 石井 謙伍(3)  23 MF 中西 拓郎(3)
11 MF 野田 達郎(3)  31 MF 久松 秀樹(1)
12 MF 小田桐博明(2)  34 DF 松本 壮平(1)
13 FW 戸井 雅将(3)

基本布陣はこんな感じでした。(等幅フォント推奨)

   石井  三浦
     渡邊
 野田      藤田
     斉藤
小川 松本 三上 小田桐 
     塚本

第二戦はトップ下が長沼。
途中出場選手は第一戦が長沼と川村、第二戦が渡邊、外崎、戸井、第三戦が長沼、真田でした。

実はバックラインに怪我人が多く、GKとCB(の片方)が1年生で、
4バック中本来のDF登録選手はその松本だけという事態(T_T)。
いやしかし3試合を通じてズタズタにされた場面はなく、思った以上によくできてはいたと思います。
一方の攻撃陣では頼みの藤田と石井が重点マークに遭い、特に石井ちゃんが不調で、
彼のところでタマがしっかり納まってくれず、厚みのある攻撃をなかなか仕掛けられません。
その前と後ろに挟まれ負担の大きくなった中盤は、足技や走力では劣っていなかったものの、
フィジカルにおいて(特に初戦の名古屋戦)差が出てしまいました。
総じて強風の中で行われた試合で、浮き球に対しての支配で札幌は圧倒されました。
つまり落下点に入る競り合いの中でフィジカルで負けてしまっているのです。
また、ここ数年涼しいコンディションで行われた大会も、
今年は連日猛暑の炎天下で、札幌の若者たちのスタミナを容赦なく奪っていきました。
まず、足に来て、そして集中力も落ちました。
名古屋戦の2失点は相手セットプレーで一瞬の隙を見せてしまってミドルを決められたものと、
左からのふわりと上げたクロスが風に乗ってゴールに吸い込まれるというもの。
どちらも集中が続いていれば防げた失点だったと言えます。
また、ヴェルディ戦で奪われた先制点もゴール前でDFが足を止めてプレーを見て
しまっていたがため
…とまで言ったら厳しすぎるかな?

ここ数年の札幌ユースU−18は「守りからリズムを作ってパスをつないで相手を崩す」を標榜しているようです
(少なくとも僕にはそう見えます)。
なので、守りの時点でいい形で相手ボールを奪えないと、その後の攻撃にも迫力を欠いてしまいます。
とは言え、選手はみな自分で考えてプレーをしています。
それが「最良の判断」ではなかったり、「速い判断」ができなかったりと、
まだまだ成長の余地を大きく残してはいるのですけれど、
進むべき道としては絶対に間違ってはいないと確信しました。
残念ながらグループリーグで姿を消しましたが、
この大会はやってみなければわからない大会ですし
(誰が関東王者市原の敗退と、京都の全敗を予想できたでしょう!)、
もう全国どこのチームと戦っても、少なくとも「歯が立たない」相手というのはもはや存在しないということがわかりました。

印象に残った選手としてはGK塚本。昨年の高円宮杯U−15の準優勝GKで、
今回は…はっきり言ってミスも多かったのですが、試合を重ねるごとに成長を見せ、
今後が大いに楽しみな存在と言えるでしょう。また、同じく1年生で3試合フル出場した松本、
攻守に渡って奮迅の活躍を見せ1ゴール1アシストの野田の名も挙げましょう。

他チームでは…HONDA戦でいきなり「確変」したマイク(横浜FM)と、
GKでありながらFKも蹴る(しかも京都戦で5枚の壁の外側を回し、
見事に弾丸シュートを決めた!)「九州のチラベル」GK西川あたりを挙げます。
※あとはHしゃくさんトコでも見てください(笑)

<オマケ>見かけた人
ヒロミ・ハラ(苦笑)、加藤好男サン、田坂和昭(C大阪=電車の中から一緒^^;;)、三浦ヤス(神戸)、
有馬賢二(FC東京コーチ)、都並サン(ヴェルディ監督)、菊原シロー(同コーチ)、
菊池新吉(同GKコーチ)、伊藤裕二(名古屋GKコーチ)、森山佳郎(広島監督)、
沢田けんたろー(同ヘッドコーチ)、大木武(フロン監督←い、いつの間に?^^;;;)、
本並ケンジ(枚方フジタGKコーチ)もいたらしいけど気が付かなかった(^^;;

<その後>
昨日準々決勝が行われまして、明日の準決勝のカードが決まりました。
 浦和−広島、鹿島−磐田
です。
全チーム見たわけじゃないんですが…磐田が一番「できている」って感じがしますね。
風があろうがなかろうがお構いなしに低くて速くて強いパスで試合を作っていますし。
鹿島はグループリーグ最終戦(vs.大分)の終盤までリードされ、
ベスト8進出は絶望かと思われたロスタイムに奇跡的に同点に追いついて
絶望の渕から蘇った強みが出るかもしれません。

…あーあ…また決勝戦まで行きたかったなぁ…
「来週」に期待するか!




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