お待たせしました。ちょっと詳しいレポートです。
まずは今大会のコンサユースの登録メンバーです。
ポジションの前の番号は背番号、名前後の( )内数字は学年です。
1 GK 古川一茂(2) 11 FW 玉岡營根(2)
2 DF 本間貴士(2) 12 MF 山岡周人(2)
3 DF 加藤拓也(2) 13 FW 大吉 徹(2)
4 DF 熊澤 覚(2) 14 MF 古田寛幸(1)
5 DF 山崎圭介(2) 15 MF 藤間俊弥(2)
6 MF 浦田 習(2) 16 GK 安田 翔(1)
7 MF 竹内清弥(2) 17 MF 野上航平(2)
8 MF 打矢和祈(2) 18 MF 林 秀人(2)
9 FW 鶴野太貴(2) 19 FW 大地優貴(1)
10 MF 安藤大介(2) 20 MF 島田勇貴(1)
Aグループ第一試合は広島vs.カティオーラ。
これから対戦するチームの手の内を見られるわけで、
賀谷コーチ以下選手たちもじっくりと見入っていました。
やはり広島が地力で上回り、早々に先制、着実に加点し快勝でした。
広島ユース(勝ち点3) 3−0 カティオーラ(同0)
インターバルを挟んでの第2試合にコンサユース登場。
GK本間、DF本間、加藤、大吉、MF山崎、浦田、竹内、安藤、古田、FW鶴野、玉岡(熊澤、藤間、野上が途中出場)
前半は25分のハーフのうち、応援していたエンドとは反対側の、
カティオーラ陣内に20分以上は確実にボールがありまして(苦笑)、
攻める攻める、つなぐつなぐ、拾う拾うのやりたい放題(^^;;;
2分に中→左へと出て鶴野が右足で蹴り込んで先制。
11分には一体何本続いたのかわからないくらいコンサがシュートを続けざまに打ちまくり、
カティオーラもよく耐えたものの、最後は安藤が浮き玉をセパタクローを見るような
アクロバティックなシュートで捉えて2点目ゲット。
後半は攻め疲れが見えたものの、18分に右コーナーキックから安藤が頭で合わせて3−0。これで試合を決めました。
札幌ユース(3) 3−0 カティオーラ(0)
さぁいよいよ広島との決戦。
前年度優勝チームと、2年連続高円宮杯準優勝チームの激突ですから(選手は皆替わっていても)、
今大会グループラウンド最注目の一戦です。
ナイキジャパンの招きでイギリスからやってきていたマンチェスターユナイテッドの育成スタッフや、
ユースレポートではおなじみのHしゃく氏もこのピッチに足を運びました。
札幌の先発メンバーはカティオーラ戦と同じでした。
やはりカティオーラ戦とは勝手が違い、攻め込まれる場面も多いものの、
一方的にやられているという感じでもなく、時折きちんとしたつなぎから
相手守備陣を脅かすプレーも見られます。
ただ、若干選手たちが「広島」という名前に負けてしまっているのかな?という感じも受け、
いま一歩のところで積極性を欠いているようにも見えます。
後半に入ると広島の攻撃は一段ギアが上がり、自陣ゴール前に釘付けになる時間帯もありました。
広島のシュートがポストを叩くシーンもありましたが、
逆にカウンターから札幌の(たぶん玉岡の)シュートが広島ゴールのポストに当たるなど、
目の離せない内容の濃い一戦はしかし、広島の猛攻に札幌DF陣が耐え切れず、
後半24分(終了1分前)に相手選手をPエリア内で倒してしまいPKを与え、これを広島の田中に決められて失点。
ロスタイムにはパワープレーを仕掛けるなど追撃へ執念を燃やした札幌でしたが、
無情のタイムアップとなり、残念ながらグループラウンド敗退となってしまいました。
広島ユース(6) 1−0 札幌ユース(3)
総じて…ベスト4に残ったとしても全然おかしくないくらいの力はありました。クジ運に恵まれなかっただけで(苦笑)…。
しかしこの年代で弱いチームといくら試合をしても得られるのはぬるま湯の自信だけです。
本当に強いチームとの真剣勝負こそ必要なことなのです。
だから抽選会後に賀谷コーチに「いいトコ(グループ)に入りましたね!」
「はい、そうですね!」って話したのはお互い本音です。
全国レベルの強豪とのガチンコ勝負で、選手たちは多くのものを得たと思います。
札幌を下した広島の選手たちも「札幌は強かったです」と認めています。
PKで得点した後の尋常ではない喜び様も、それだけ札幌に苦しめられていたという裏返しだったでしょう。
また前述のマンUのスタッフも「いい試合でしたよね?」という問いに、
「ああ、もちろんだよ!」と答えてくれました。
いや、実際お世辞抜きで素晴らしい試合だったと思いますよ。
最後は涙に暮れた選手たちですが、きっとこれからまた大きく強く上手になって、
やがてはコンサのトップチームで活躍してくれることでしょう(超願望)。
<こぼれ話>
これから先は読まなくても結構です(笑)。
こーゆー大会を見に行くと色々な人と会うもので…
最終的に今大会は柏レイソルJr.ユースが、広島を延長Vゴールの末1−0で下して優勝しました。
この柏のコーチとして、昨年コンサで現役を引退した酒井直樹さんが来ていました!
すっかり指導者の顔になっておりまして、少し話もさせていただきました。
コーチ…と言ってもまだ駆け出しですから、試合中はビデオ撮影係などをしていました。
第3種年代のこの大会は女子が審判をする試合も多く
コンサ−カティオーラ戦の主審と、コンサ−サンフレ戦の副審を務めたのは、
女子一級審判の樽本好美さんでした。
兵庫県の琴丘高校出身で、かの播戸竜二の一年後輩だった人です。
同校サッカー部の監督を父に持つ好美さんは、現在地元姫路市のクラブのコーチをしながら審判活動をしています。
もちろんLリーグや女子の公式大会でも笛を吹きます。
「L(リーグ)も見に行きますから頑張ってくださいね」と言うと、
試合中の毅然とした表情とはうって変わって満面の笑みで
「はい、ありがとうございますぅ!」と答えてくれました(すげぇかわいいです・笑)。
こちらも昨年限りで現役を退いた元日本代表の森保一さんが中国地区トレセンスタッフとして目を光らせていたり、
元コンサの強化部長を務められていた現京都育成部長の栗本直さんに、
同じく強化部長や第3代目の監督などを歴任された石井肇さん(現仙台統括部長)も見え、
先の酒井氏と合わせてちょっとした「コンサ同窓会」みたいなトコもありましたね(^^;;;
「アクションサッカー」の見本はすげぇ身近なトコにあるじゃん(笑)。