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Subject: ひぐま的地域リーグ決勝大会回顧
From: ひぐま@凹
Date: 2003年11月20日 19:32:26
Reply-to: Re: 地域リーグ決勝大会速報(16日) By しっぽ@ひぐま氏の代理

しっぽさん、ありがとうございました。いやホント、旅先でPCがご臨終になるとわ…。

で、今週末にはもう決勝ラウンドが始まるのですけど、簡単に富山会場の土・日の2日間を振り返ります。

15日(土)
A:ザスパ草津 5−1 アイン食品
 ザスパの助っ人フラビオが4ゴールの爆発。後半出場の奈良も2点に絡む。
A:ヴォルカ鹿児島 2−1 TDK
 両軍とも退場者を出すちょいと残念な試合。TDKの退場者は元横浜FCの森田真吾だったりする(^^;;;

B:北海道電力 1−0 JAPANサッカーカレッジ
 シュート数6:16、ゴールキック22:2、コーナーキック2:12…の数字の通り、JSCが攻めに攻めまくる展開。
 GK結城を中心に魂のディフェンスで無失点に抑え込んだ北電が、後半21分の左CKからの
 日向寺の一撃によるゴールを守りきって勝利。今回見た中で最も印象に残る試合でした。

B:静岡産業大学 5−1 三菱自動車水島
 ↑の北電の試合と同時刻に行われたため見てないんですが…やっぱB組最強は静産大かもしれない。
 観戦者によるとどこからでもチャンスを作り、多彩な攻撃を見せたとのこと。

この時点でAはザスパが勝ち点6、ヴォルカ3、TDK2、 アイン1。
最終日にヴォルカがアインに大勝、ザスパがTDKに大敗しなければザスパの勝ち抜けが決まります。
Bは静産大5、北電4、JSC3、三菱水島0。静産大の結果次第では北電にもチャンスありという状況。


16日(日)
A:ザスパ草津 1−2 TDK
 で、ザスパがコロッと負けちゃうんですからこの大会はわかりません。フラビオを抑え込まれ、
 速いタマ回しで中盤を支配され、加えて前2戦の小島御大に代わってこの試合ゴールを守った
 高木(元市原)のコーチングが乏しく、DF陣との連携ミスからオウンゴールもやらかす始末。

A:ヴォルカ鹿児島 1−4 アイン食品
 なのにヴォルカも大敗食らっちまうのですから本当にこの大会はわかりません。
 前2試合で7本のシュートを放ちながらも不発に終わった嶋田がハットトリック。
 「最初(TDK戦)にやっておけよー!」が観戦者の一致した感想(笑)。

B:北海道電力 0−3 三菱自動車水島
 ううう…寒かった。シュート数3:15。後半の北電はシュート0(!)。堅守を見せていたDFも、
 連戦の疲労から集中力が落ちたのか破綻してしまい、哀れ北電は今年もグループ突破ならず。

B:静岡産業大学 3−1 JAPANサッカーカレッジ
 計8チームが3日間で3試合づつ消化したわけですが、やはり3日間とも安定したパフォーマンスを発揮するのは
 非常に難しいことのようです。そんな中で少しづつメンバーを代えながら2勝1PK勝ちの静産大の戦いぶりは
 見事だったと思います。しかも3試合を通じて警告・退場0というのは立派の一語です。

最終結果は、
A=ザスパ6、TDK5、アイン4、ヴォルカ3
ザスパの勝ち抜けはいいとして…TDKの2位なんて誰が予想できたでしょう?(笑)
B=静産大8、北電4、JSC3、三菱水島3
実は密かにJSCに期待していたんですけどね。まだまだ発展途上という感じがします。
たぶん天皇杯でコンサと当たる静産大は、今年はユニが変わっていまして、
それまでの「ニセジュビロ」から「ニセ横浜FC」になっています(1stのみ)。

ザスパは…正直に言ってこのままJFLに上がっても辛い。特に守備がてんでダメです。これではたとえば大塚とか
本田あたりとガチンコでやったら虐殺されますよ…と、ザスパサポ(本籍鹿サポ^^;;)も認めていました。
攻撃も結局はフラビオ頼みで、彼が封じられると攻め手が極端に足りなくなりますね。
仮に後藤(横浜FMからレンタル中・坂田大輔や田中隼麿らとともに日本クラブユースを制した、
ひぐま的にクラブユース史上最強と思っている当時のチームのトップ下)が戻っちゃうとタレントも不足しますし。

そして北電。メンバーの半数以上が足にテーピングやサポーターを巻いての出場。
北の湖理事長が見たら怒りそう(苦笑)なんですけど、それだけ怪我人が多く万全にはほど遠い状態での
戦いだったことは理解できます。しかし道リーグではこんな積極性に乏しい試合をしているわけはないと思います。

3日間を通じてひぐまが見た限りの各賞発表…
MVP=フラビオ(ザスパ草津)…3試合で5ゴールですから文句なしでしょう。
MIP=小田島隆幸(ザスパ草津)…元山形。早い話が「曽田」です(笑)。守備は見ちゃいらんねーくらい危ないくせに、
 とりあえず高さはあり。2ゴール記録。TDK戦では先制点を叩き出した直後にオウンゴールを献上(爆)。
 それ含めれば3ゴールか(苦笑)。
敢闘賞=結城慎悟(北海道電力)…2日目まででしたら彼をMVPにしたかもしれません。好セーブ連発、
 的確なコーチング、正確なゴールキック…。特にゴールキックなんか「ゴローーッ!」と叫んで蹴ると、
 本当にゴローちゃんのところに落ちていくんですよ。これ、書くと当たり前のように読みとれるでしょうけれど、
 たとえば洋平移籍後のウチの藤ヶ谷とか見ていると…(以下自粛)
フェアプレイ賞=静岡産業大学…前述の通り3試合通じて警告・退場0。
監督賞=足達勇輔(JSC)…かつてベルマーレやC大阪の育成部門を担当していまして、
 ボールへの執着を重視する厳しい指導者です。試合中あるいはハーフタイムでの指示も、熱く、かつ具体的で、
 伸びしろのある若手の指導にはうってつけの監督でしょう。
 既にS級持っていまして、チームの提携先がJ2新潟ですので、いつかは…(以下自粛)
ゴール賞=成田卓也(TDK)…ザスパ戦の勝ち越しヘッド。決めたのは成田ですが、中盤から素早く右に振った
 佐々木、正確なクロスを入れた工藤。いずれもいい仕事をしました。
 静産大の牧野(北電戦)とアインの本田(ザスパ戦)の直接FKでのゴールも見事でしたが、
 話題のザスパに土を付けたという付加価値でここは成田に。
サポーター賞=そりゃやっぱザスパ(苦笑)。初日こそ少なかったものの、2日目以降は中心部だけで
 ゆうに100人を超え、全体でも200人近くが高岡まで乗り込んできました。鹿島ユース出身の選手も多いため、
 その道では有名な(笑)M永の爺ちゃんも3日目には登場。北電も10〜20人くらいの応援あり。
 「赤黒の勇者」のパクリの他、「走りーぬけ、たたかーおう、ゆけほくーでんFCぃー」などの応援歌を披露。
残念賞=アイン食品…昨年の優勝チームなのに…。「目覚め」が遅すぎましたね。
特別賞=イオン高岡…ジャスコを核とする巨大ショッピングセンター。昨年、会場の近隣にコレができたお陰で、
 どれだけ今回我々が助かったことか(涙)。食料品他なんでも揃うばかりでなく、高岡駅からのバスが大増発。
不満賞=道内マスコミ…なぜどこも取材に来ていないんだ!3年前は大雪の川越にSポニチは来たぞ!
 それに比べザスパを追い回すTVカメラの多かったこと多かったこと…。
感謝賞=富山県サッカー協会…大会運営お疲れさまでした。メンバー表、公式記録のご提供ありがとうございました。

これでベストイレブン選んだ日にゃ、まるっきり「Hしゃく」になっちまいますのでやめときます(^^;;;;

しかし…「上」を見て必死に戦っている選手たち、支えるサポーターたちのなんとさわやかなことか…。





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