コンサベンチにも書きましたが、「J1昇格を目指さない」というHFC幹部の発言を
聞き、これがプロチームかとあきれています。観客からお金をとっていることを、完全
に忘れていますね。「目指さない」ということは、来季負けてもよい、と宣言していることです。「クラブがあるかぎり、ついていく」かもしれませんが、負けてもよい試合に
金を払って見に行きません。年末予想される強化資金の寄付も、シーズンチケットの
購入もしません。
「基盤をつくる」ということは当たり前です。ユースに予算を使うことも、サテライトに
参加することも反対しません。しかし、観客が金を払っているのは、トップチームの
試合です。それが第一です。順番を間違えちゃいけません。
「基盤をつくる」ことをもう少し分析してみましょう。
(1)ユースからの昇格選手を中心にする。−>そんなチームがありますか?
山瀬も今野もそうではありません。参考にしているらしい磐田の福西
(新居浜工)・鈴木(浜松商)、京都の松井(鹿実)、黒部(福岡大)
もそうではありません。
(2)若手だけで、チームをつくるー>そんなチームがありますか?
外国人・ベテランがいて、はじめて若手が生きます。
磐田の中山・名波もそうです。京都も中村(31歳)、上野優(29歳)
がいますし、鈴木和(市原から)、石丸(福岡から)もいます。彼らが
いるから、角田・斎藤などが生きるのです。
「来季、J1昇格をめざす」チーム作りをすぐにはじめていただきたい。
仮に、選手の年俸惜しさでそんなことを言っている幹部がいるなら、
まず自分が辞めるべきでしょう。