: チーム生え抜きで、コンサで実力をつけた若者をよそのチームに差し出しちゃうんじゃあ、
: いい選手が育っても、よそのチームに持ってかれて基板なんかできないじゃないですか？

「自前で選手を育てる」っていうのはまさにそういうことなんですけどね。
育てては売り、育てては売って凌いでいく。そして、たまたま戦力が揃った時に
はじめて昇格を狙う。欧州をはじめとしてプロビンチアのクラブなんてどこでも
そうですよ。
コンサのユースに「ゴールデンエイジ」ができて2-3年でスタメンの半分以上を自
前の若手選手で揃えられるようになるのが目安ですかね。
それまでに何十年かかるか知ったことではないですし、新しくできるというJ3に陥
落することだってあるでしょうけど、10年や20年くらい待つ覚悟のできない人は
軽々しく「自前の若手育成」を口にしない方がいいと思いますね。

山形は、コンサに堀井を移籍させて得た1000万で、ユースチームのためにシャワー
ルームを作りましたよね。柱谷監督は今年の成績でも来季の続投が早々に決まり、
「10年後も山形の監督をしていられるようにがんばります」というコメントをして
います(http://www2m.biglobe.ne.jp/~hasira/column4.htm)。
チームを基盤から作る、っていうのは10年単位の覚悟を必要とするものだ、という
ことのささやかな傍証としたいと思います。

: そんなんじゃ、ずっとＪ２ですよ！！

中村の所属するレッジーナは、初めてセリエＡに昇格したのがクラブ創設87年目の
ことだったと聞きました。それが歴史ってものでしょう。
まだJリーグなんてできて10年、90年先にはどうなっているかなんて誰にもわかり
やしませんよ。そんなに騒ぐほどのことじゃないですって。