: 個人的にはもちろん来年も山瀬、今野には札幌にいてほしいです、はい。
いろいろ私も書いてはいますが、基本的には同感ですよ。彼らが成長してきた様子
をずっと見ているわけで、これからも「自分のチームの一員」として見続けたいと
強く思っています。しかしながら・・・
海軍士官だった大井篤さんという方が、こういう言葉を残しておられます。
ちなみにこの方は、戦前から一貫して対英米戦絶対反対という主調をしていて、こ
の発言も戦争中のものです。
「大和、武蔵なんか作ってしまったけど、あれが国を滅ぼすんだ。あれは貧乏人の
娘がよけいな晴れ着を二つ持っているようなもんだ。これがあるばっかりに期末
試験が近付いているのに、着飾って芝居を見に行く。それで試験に落っこちる(笑)」
うまいことおっしゃったなあと思います。
私はこれが心配なんですよ。
山瀬、今野の二人を残しておけば少なくともそこそこは戦えるでしょう。
次の監督が誰になるかは知らず、また柱谷元監督のように、この二人をなまじ中途
半端に残しているばかりに変な色気を出して目先の勝ち点を取りに走る、それで
若手育成もできず、昇格もできず、変に期待を残していたサポからはまたぞろ不毛
なフロント批判が噴出する(笑)。それで山瀬、今野には結局愛想をつかされる。
考えられる限り、これは最悪のパターンでしょう。そしてそうなる可能性は高いと
思います。
山瀬、今野の二人を完全移籍させるとすれば、移籍金を満額の半分という慣例の額
だけとったとしても二億にはなるでしょう。その金をまるまるユースでもサテライ
トにでも回す。そこまでしないと、次の監督にもそしてサポーターにも、
「妙な期待は持つなよ。今は苦しくとも米百俵の精神でやる覚悟を持て」
という強いメッセージを打ち出せると思うのです。
中途半端な姿勢をえんえんと続けてきたことが、今年の惨状につながったことを
思えば、若手育成方針にせよ1年でのJ1復帰を目指すにせよ、断固とした方針を
打ち出さなくてはならないはずです。