第1ステージは勝ち点一桁という結果に終わることは確定しました。しかし、最終戦東京V戦(札幌ドーム)は非常に大事な一戦となりました。なぜなら、G大阪戦の劇的な勝利をステップに連勝を成し遂げることが、第2ステージでの札幌快進撃の下地となるはずだからです。山瀬や小倉を中心とした攻撃陣の連携も熟成されつつありますし、新加入の佐藤尽を加えた守備陣はJ1リーグトップクラスの攻撃陣を完封するまでに至りました。イバンチェビッチ監督のめざす「全員攻撃・全員守備」サッカーは、連敗という代償はあったけれども、これからの躍進を期待させるまでに整備されました。
世界の名監督でもチームを短期間で立て直すことは不可能です。名古屋のベンゲル元監督は初来日以来開幕6連敗してますしね。韓国のヒディング前監督や日本のトルシエ前監督も然りです。チームつくりには「時間」が必要です。
15節ですが、神戸はホームで広島と対戦します。この試合も注目です。神戸、広島、東京Vとの残留争いは、11月まで目が離せません。