: 4バックは、基本的にセンターの2枚が肝。左右のDFは、高い位置で相手の攻撃を止めるのが仕事で、裏を取られてしまったら守備的MFがカバーリング。
: 3-5-2でデフェンダー3枚と両ウィングを置く布陣より、最終ラインが1枚少ないのが4バック。3-5-2は、変形5バックになる(なりやすい)。鹿島の4バックを参考にすると解り易いと思います。アウグスト&名良橋は非常に高い位置にポジションをとり、相手の攻撃を”中”に追いやります。センターに、秋田&ファビアーノ。DFが、4枚フラットに並ぶという事ではなく、いわば、”2バック”。ポジション獲りや受け渡し、カバーリングが理解出来ていないと難しいシステムではないでしょうか。
では、コンサはどうだったか。
相手FWのひとりがサイドに開きボールキープしに行く。
その時、2枚のDFの一人が(マンマーク)で引きずり出される。
とすると、ゴール前はDF一人と相手FW一人の1対1のがらがらのスペース。
そこに相手2列目からが飛び込んでこられると対応できない。
味方が慌てて戻っても、相手2列目と併走して戻るので対応が難しい。
クリアーしてもコーナーキックに逃げるのが精一杯。
今年のコンサは、それにとどまらない。
付いていったなら、しっかり潰すなり、いったん切り、味方の戻りをまつのならまだいい。
逆に振り切られたり、クリアし損なうミスをして、残りのDFまでも引きずり
出されて、相手FWをフリーの状態にしていた。
昨年のコンサが4バックにしたときは、左の大森の攻撃参加をやりやすくしたかったから。
その際は右の田渕が下がり、逆サイドを埋めて対応したし、大森の後ろはビジュが
カバーしていた。
今年の4バックは両サイドとも戻らないし。
DFは3バックのつもりで引きずり出されるし、抜かれるし。
守備的MFはただ下がるだけだし。