まさか、昨日のNHKの番組を観た方は多くないと思いますが・・(^^;)
ポラリスの現状と将来展望について、長文になりますが説明させて頂きます。
(新聞などではネガティブな論調が多いですが、実際の状況は少々違います。)
一昨年のシーズンは「雪印乳業」が所有する「企業チーム」でした。
昨シーズンは親会社の業績不振により、市民クラブ「札幌ポラリス」として
再スタートし、雪印がメインスポンサーになっていました。
しかし、雪印スケートセンターは使えず(雪印種苗へ売却したらしい)、
専用リンクが無い環境で、あちこちのリンクを転々として練習していました。
選手も「1年間の出向」という扱いでした。
それでも昨シーズンは、中村監督の:「今シーズンは1勝もできないかと思っていた」
よりも健闘し、優勝した「コクド」に対して互角の成績を残しました。
今シーズンは、雪印乳業は完全に撤退し、スポンサーからも降りました。
選手には生活がありますので、出向社員だった選手は会社へ復職したり、
引退したり、移籍希望・・などと様々です。
元々フリーのプロだった選手は、トレーニングをしたりしています。
今年から、夏場だけ社員として働き、冬はアイスホッケーをさせる、
という条件で雇用して頂ける企業も出てきました。
ポラリスのオフィシャルファンクラブでは、チーム存続のため、
競技場や街頭での署名集めなどを行なってきました。
札幌だけでなく、苫小牧、帯広、釧路はもちろん、西武、コクド、日光などの
ホッケーチームを持つ地元や、過去に試合をしたことがある都市などからも
多くの署名を頂いております。
先日の室蘭でのコンサの試合では、約3,000名のご協力を頂きました。
桂札幌市長も「市民の支持があれば、支援を検討する」と明言しています。
そのためにも、署名者数やファンクラブ会員数の多さが、説得力を持ちます。
日本で最初に冬季オリンピックを開催した都市で、ウインタースポーツの
市民プロチームを一つも維持できないようでは、情けないと思います。
署名の目標は10万人で、昨日(4月17日)現在までにファンクラブへ
届いた用紙を集計した結果、23,613人の署名が集まっており、
今後、本州から届く分などを加えると、3万人程度と思われます。
さらに、函館・厚別・室蘭や、各種のイベントなどの会場でも集めます。
また、札幌青年会議所さんから、署名活動へのご協力のお申し出があり、
インターネット上からも署名ができるようになりました。
ご存知の通り、札幌青年会議所さんは、札幌へプロサッカーチームを
誘致するために、30万人余の署名を集めた実績があります。
署名活動の期間も、5月いっぱいまで延長することになりました。
イベント会場などで、事前の許可申請が間に合わない場合には、こちらからおおっぴらに
署名をお願いする訳にはいきませんので、ポラリスのユニフォームを見かけたならば、
積極的に署名へのご協力をお願い致します。 (重複署名は無効です。)
チームを運営する(有)札幌アイスホッケークラブでも、「サバイバルプラン」を
策定し、チームスポンサー探しや、各方面へのご協力を要請しています。
・「ファンクラブ会員」を募集しています。
今シーズンは入会金、年会費ともに無料ですので、ぜひ入会をお願い致します。
・「地域スポンサー」を募集しています。
・「サポート基金」を募集しています。
・ユニフォームスポンサーやリンクスポンサーも募集していますが、スポンサーとの
交渉は微妙な面があるので、詳しくは「(有)札幌アイスホッケークラブ」
電話:011−787−8808 へお問い合わせ下さい。
幸い、日本リーグの方でも、今回移籍・引退した選手でも、「札幌ポラリス」という
受け皿が存続すれば、ポラリスへの復帰を認める、という措置を講じて頂けるようです。
※長文のため、各方面への「お礼」は割愛させて頂きました。