: どうしてもプロ野球チームを札幌に呼びたい、と言うのなら、所沢と札幌という2つの都市に「二股」をかけようとしている西武にこだわる必要はない、と個人的には思います。
: 少し古い話ですが、札幌ドームが建設されると決まった時、真っ先に興味を示したのは西武ではなく日本ハムだったそうですしね。
いまでも…興味を示しているのは、確かだと思います。ホームを自ら「盟主」を名乗るチームと分け合っている現状で、観客動員の問題は、ライオンズ以上に深刻なはずですから…。
それに、個人的にも、好きなチームだし(^^)
さて、少々話題はそれますが、一部の方がおっしゃっている「準ホーム」ってなんですか?
年間20試合(2003年)やれば、準ホーム?
現行の試合数で行くと、主催試合は、70試合強。そのうち、地方開催が、どのくらい配分されているかは知りませんが、だいたい10試合前後として、60試合をホーム球場でやることになる。とすると、「ホーム球場」開催枠の約33%前後の試合数ですね。
これだけ、開催すれば、準ホームって言っていいかな…、なんて、思いませんよ、絶対。
ホームって「おうち」ですよね。じゃあ、準ホームって「別宅」?「別荘」? ホームって、僕たちがコンサを札幌に迎えたときに実感したことですけど、僕たちの街で選手たちが試合をするだけじゃなく、練習したり、生活したりして、僕たちの街の代表だって、思えること、優勝したら、一緒に喜びを分かち合える、街の仲間だと思うのです(現在、僕自身は、札幌を離れてるんですが…)。
マンションの上の階に住んでるにーちゃんが、実はコンサの選手で、休みの日には、時々、公園でサッカーボールを蹴っている子供たちと遊んでたり。飲みに行ったら、たまたま横に座ったのが、レギュラーをとれなくて、ちょっと腐っている選手だったり。その選手が、次に見に行った練習の日にはビブスを付けて、レギュラー組でがんばっているのをみて「ぐっ」ときたり、とうとう、厚別のピッチに途中交替してでてきたりしたら、拳振り上げちゃいますよね。
そんな「空気」をも共有できるのが「ホーム」(特に地方都市の)だと、僕は思います。鹿島の優勝祝賀会なんて、まさにそうですよね。
だから、試合にはたびたびきてくれるけど、きたら、すぐ帰っちゃって、普段着の彼らだけでなく、練習さえ、みられないのなら、僕たちの街のチームなんて、とうていいえない。ましてや、せっかく強いチームがきたのに、優勝しても祝賀会や、パレード、ファン感謝祭さえやってもらえないなら、そこをホームと(例え、あたまに「準」がついても)呼んで欲しくないなぁと言うのが、実感です。
そりゃ、たくさん、プロスポーツの試合を見られるのは、うれしいですから、たくさんの試合を主催してもらえるのは、とってもうれしいことだと思います。だから、20試合をやってもらえるのは、もう、諸手をあげて万歳です。
でも、だからといって「準ホーム」なんて、変な言葉使うのは、ちょっとなぁ…。この言葉、当の西武自身が使ったのか、マスコミの造語なのか、よくわかりませんが、すくなくとも、「Jリーグの理念を…」とおっしゃる方には、使ってもらいたくないですね。
野球ではアウェーじゃなくて、ビジターって言葉使いますよね。「お客様」っていう意味だと思いますが、ま、その辺で行けばどう訳していいかわかりませんが「常連さん」くらいで、いいんではないかと思います。主催試合なんで、常連さんがおかしいのなら「おとくいさま」かな?
あ、コンサが堤さんにお金を出してもらえることと、経営方法のアドバイスをもらえることについては、ウェルカムです。それは、前提としての、余談なんで、ご了承ください。
では。