久々に書きます。

: 今日の新聞（朝日）の記事で
: 「守りきる練習をさせなかった自分が甘かった」→岡田監督
: 「戦い方は間違っていない」→選手達

: ・・・。
: これ本気で言ってんのか？基本的に新聞記事は信用してないけど
: かなり寒いコメントだぞ。

　そう過敏に反応することはないと思う。「自分が悪い」と監督が言えば納得してしまうのが日本社会、ということでしょう。これが外国人だと、そうそう自分の非は認めない。だからトルシエは嫌われるわけです。

: 自陣にただ引きこもってるだけのディフェンスじゃ
: 守りきれるわけないじゃん！たまにマイボールになっても
: 相手陣内には誰もいない、これじゃ福岡ＤＦは楽でしょーがない
: でしょう。気持ちもどんどん攻撃的になるわな。
: ドリブルしてもチェックにこない、シュートは打ち放題。
: 局面、局面での適切なプレスも掛けないでただエリア近辺に
: ごちゃごちゃいるだけ。

: 戦い方は明らかに間違ってるでしょ？
: だから4連敗もするし、1stのジェフ、マリノス戦みたいに
: 勝てる試合も落とすんじゃないの？？
（中略）
: 基本的な事からやり直した方がいいんじゃないの？？

　言いたいことは分かりますが、では具体的にどう修正すればいいと思います？
　中盤のどの位置でプレスをかけるのか。相手をサイドに追い込むのか、それともＤＦが群がっているゴール前へ誘い込むのか。ＭＦはマンツーマンで相手をとことん追っかけるのか、それとも大宮みたいに中盤でもラインを引いて網をかけるのか。そして、中盤でプレスの指揮を執るのは誰なのか。
　一口にプレスと言っても、少なくとも以上の論点を前提とした上で考えていかないと、明快な対策は見えてきません。そして今のコンサは、引いて守る時の中盤の対応について、コンセプトがハッキリしていないようにも思えるのです。

　Ｊ２の時は、ゴール前に人をかけて守っていれば相手がミスしてくれた。しかし１部だと、相手はノーミスでどんどん回してくる。だから最後にはＤＦの足が止まる。今までのやり方が間違っていたというより、Ｊ１残留のためにワンランク上のやり方をしなければならなくなった、というのが今のコンサの状況じゃないでしょうか。
　でもまあ、いつまでも従来のやり方が通用するものじゃないというのは、岡田さんも分かっているでしょう。Ｊ２だって、戦い方のバリエーションを増やしていかなければ勝ち抜けない。１部なら尚更です。チームが守備のバリエーションをどう増やしていくのか、ここは気持ちを抑えて、監督の手腕に注目していきましょうよ。岡田さん自身にとっては正念場でしょうが。