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Subject: Re: Official answer about Sapporo Dome.
From: 照井です。
Date: 2000年9月07日 19:00:13
Reply-to: Sapporo doom. By 照井です。

ここのBBSのPOSTを運営会社さんに見てもらったところ回答をいただきました。
Sapporo dome CO.,LTD. さまより以下に全文掲載。(承諾済み。)


この度は札幌ドームホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、ご質問の件について返答させていただきます。

1.ホヴァリングステージのオープンアリーナでの利用について

公式試合の場合には、サッカーフィールドをドーム内に引き入れて使用します。
その他の場合といたしまして、外で使用する可能性もございます。
屋外の場合は全て芝生スタンド席となっており、通常、一般の方が自由に立ち入るこ
とができます。

2.サッカー場の冬期利用について

 札幌の気象条件から、12月からの数ヶ月間は外にある天然芝に雪が積もり、
芝が冬眠状態のため使用することができなくなります。
 サッカーフィールドで使用する天然芝には、大きく分けて、暖地型と寒地型の2種
類がありますが、気象条件から、北海道では札幌ドームを含め寒地型の芝が使用され
ています。
 寒地型の芝の場合、芝の育成のために冬期間、休眠させる必要があります。この時
期に無理をして使用すると、芝の傷みが回復せず、結果として芝を全面的に張り替え
なければならない事態も想定されます。
 札幌ドームでは、芝の下にヒーティング設備を設けることによって、天然芝の育成
に支障のない範囲で、冬の使用出来ない期間を少しでも短くしようと実験を続けてき
ており、厚別競技場と比べ、2ヶ月早い3月から使用できる見通しとなっています。
 尚、野球の人工芝は巻き取り型のものを使用するため、冬期間も利用可能となって
おります。

3.ピッチの回転について

 ホヴァリングサッカーステージをオープンアリーナ(屋外)から引き入れ、サッ
カー時のメインスタンドと野球時のバックネット裏を一致させるため、旋回可動席と
ともに90度回転させます。(報道席はメインスタンド上部に設置)

 又、屋外での旋回を可能にしている理由としましては、通常は屋外に出したホヴァ
リングステージは回転させずにそのままの状態で芝の育成を行ないますが、季節に
よって日陰になる部分があるような場合には、一番良い状態で芝の育成を行うため
に、回転させる場合もございます。その他ドーム内でのイベントの際にも,ホヴァリ
ングステージの点検試運転が行えることや、オープンアリーナ(屋外)でのイベント
の際にもステージの角度が変えられるなど、いろいろな用途を想定して、屋外での旋
回も可能としています。

4.クローズドアリーナ(屋内)とオープンアリーナ(屋外)間の仕切りについて

 クローズドアリーナとオープンアリーナの境目は、ムーヴィングウォールと呼ばれ
る高さ約14m幅約88mの左右に開閉するガラスの扉で仕切られています。

5.スクリーンについて

 アリーナ内には、25m×7mの大型映像装置が設置されます。向かい側にサブス
コアボードが設置されます。
 
6.照明について
 
 イベントの際には昼間でも照明が必要です。
 但し、ドームの外周壁はそのほとんどがガラス張りのため、採光可能です。

7.冬期の可動について(サッカー)

 2の回答をご覧下さい。

8.冬期間のその他の利用

 厳冬期間は、ホヴァリングサッカーステージを使ってのサッカーの開催はできませ
んが、その他コンサート・展示会・草野球利用などを想定しております。

9.座席のドリンクホルダーについて

 ドリンクホルダー付きのものを採用いたします。

10.アニメーションについて

 「竹中のエンジニアリング」ホームページ
(http://www.takenaka.co.jp/engi_j/index.html)の、スポーツ施設(ドームスタジ
アム)のコンテンツ内に札幌ドームのホヴァリングステージのアニメーションがござ
います。


来年6月のオープンに向け、社員一同ドーム開業に向け、精一杯頑張ってまいります
ので、これからも弊社並びに札幌ドームをよろしくお願いいたします。

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 株式会社札幌ドーム
 TEL:011-200-8066
 FAX:011-231-5456
 http://www.sapporo-dome.co.jp/
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