: : 札幌の場合、ドームができても芝育成のため天然芝での冬季利用はできないら
: : しいですが、人工芝で競技するようにしてもらえば、ドームでの試合も可能か
: : もしれません。新潟、仙台、山形って言っても、そんなに雪が積もらないので、
: : 同じく人工芝を敷いて競技をする...事も可能かなぁって..。
: 札幌ドームの場合は室内部分の人工芝は巻き取り可能なモノですので、
: 基礎部分の排水等に関してはあまり勘案されていないはずです。
: すでにあそこまで出来上がっているモノを更に改造するとなると
: 大変だと思います。
札幌ドームは、当然ながら、サッカーをイメージして設計構想がたてられました。
冬季における利用ももちろん含まれていました。
したがって、技術的には十分冬季使用に耐えられる設計仕様になっていると思われます。
冬季使用するとなると、最大の課題は温度管理(ドーム全体の)です。寒冷地芝は10度以下でも生存しており、地下部では2〜3度以上であれば生長します。ごく専門的になってしまいますので、この点についてはこれ以上述べませんが。
しかし、2週に1度の試合のために芝のみを温度管理するのは大変難しく、とするならドーム全体とならざるを得ません。
芝の冬季使用ではこの点が最大のネックとなっており、使用するなら、年間の管理費がとほうもない額に達してしまいます。
過日、市条例でドームの使用料が決定し、それによると1日800万円ですが、冬季にサッカーで使うとなると、この倍以上でもペイするかどうかわかりません。
貸す側としては、使用する日の前後のみならず、日常的管理費を当然上乗せして請求するでしょうから。(他に使用させられないため、つまりサッカー専用となるため。(芝の適正な使用頻度があるのです。))
以上を勘案すると、いわゆる生芝での試合開催は不可能です。
なお、人工芝は論外で、このことはアメリカ野球ですら最近は人工芝から天然芝へ転換する球場が多いことを考えればわかります。