1部リーグというトップカテゴリのレベル向上のためなら
チーム数を減らすというのもありかな？　とは思います。
現行の16チームの場合、首位争いとも降格争いとも関係ないチーム同士の試合って、
大概にしてノらないゲームになりがちですからね。
そういう試合が減るのなら悪いことばかりじゃないとも思いますが…。

「試合数を増やして財源確保」ってなんなんでしょうね。
40試合＋αやっている2部では全チーム潤ってますっけ？
1部なら人が入るとでも思ってるのかなぁ。

まぁ総当たり3回戦ってのは、各チームのホーム＆アウェイ、プラスして
でJ1クラブのない「中立地」都市で試合を行って、
そうじゃなければリーグの方式として2ステージ制以上に不公平なんですし。
プロクラブを目にすることの少ない地域では、たぶんお客さんは入るでしょう。
それで新規ファンを開拓しようという魂胆なのではないですかね。

しかしその1試合だけ満員になったとしても、それはそこまでなんですよね。
スタジアムにそうそう足を運べない地域に住んでるファンを増やしたところで、
クラブの発展につながるのでしょうか…？
百年構想って「地域に根差したクラブづくり」というのが基本理念じゃなかったかな？
欧州のようにもともとそこにあったクラブがプロになったのではなく、
「そこに創られた」クラブがほとんどである日本の場合、いま最も優先されるべきは、
「おらが街チームの試合を見に行くのが楽しみ」にするファンを
一人でも多く増やすことなんじゃないかと思います。

「(中立地開催が)日本のサッカー人気向上につながる」という意見もありましょうが、
全国的なサッカー人気向上・市民権の獲得をしたいのなら、
日本代表がJクラブのない地域を中心に全国行脚すればよろしい。

それよりもまずがんじがらめのJ参入規約を緩和して
新規のチームが生まれやすい状況にして、
3部4部までピラミッド式にカテゴリとチームを増やし、
その中でしのぎを削ってステップアップすることが
トータルでのレベルアップ・人気アップにつながると思うんですけどね。
3部でも4部でも、「おらが街にチームがある」というのが
少しずつでもサッカー人気の上昇になると思いますし。