日曜日の山形戦を見ていて感じたことを書きます。昨年も大いに感じ、ガンバ戦前半に解説のシントウさんもまったく同じことを言っていたので、くどくなりますが、気になるので書きます。
「短い距離の横パスとバックパスが多く視野が狭い」ことです。特に、状態が悪い時にその傾向が如実に出ています。裏返せば、相手のプレスがきつい時に顕著です。昨年から練習を見て思っていましたが、プレスと早い展開、そして体力養成を意識してミニゲームを多用しているだと思いますが、かえって裏目に出ているのではないでしょうか?選手の視野を狭くしている気がしてなりません。確かに、函館の山形は悪くありませんでした。プレスの意識が最後まで落ちませんでした。しかし、それよりも気になったのは、ビジュがいないにしても、すぐそばの味方にしかパスが出せなかったこと、それも苦し紛れのパスが多かったことです。ミニゲームの感覚とフルコートの感覚は、私はまったく違うものだと思っています。ミニゲームが、スピードと強さのまったく違うプレスになれてしまう弊害、ボールを持っていない選手の動き出しのなさ、パスを出す選手も長い距離を出せない弊害などを産んでいるとしたら、練習方法を見直すべきと考えます。どうも、早く攻める意識に欠けるように思えるのも、中途半端にプレスの練習をしている為に、中途半端なキープの意識が出て、遅行や強く当たられるとあっさり取られることにつながっているように思います。今シーズンは練習をなかなか見られないので、素人のとりこし苦労で終れば良いのですが。