: : ほんとそうですね。
: : 早野監督がおかしな使い方してるなぁってみてたら、いきなり干されかかっちゃってるし。(TT)
: : がんばれ!
: 早野監督は正しい もともと実力ないもん○ータは
: それにしても○ータのいくところ いくところ 決定力不足だって笑っちゃうよ。
うーーーーーーーーーん…。
実は先週の「川崎F−G大阪」を等々力で見ているんですけれどね。
感情的な部分は抜きにして、いちサッカーファンとしての感想を述べます。
状況を説明すると、2−1でG大阪1点リードの後半33分に、小島に代わって投入されたわけですが、
残り12分間を凌ぎきって勝利を収めるというような戦い方が、
早野監督も、ガンバの他の選手たちも、そして吉原宏太もできませんでした。
守りを固めてカウンター狙いに転換するのか、
はたまた「攻撃は最大の防御」とばかりに高い位置で相手DFにプレッシャーをかけ、
相手中盤を空洞化させて反撃の糸口をつかめぬようにするのか、まるっきりわけがわかりませんでした。
一応試合後の会見で早野監督は吉原投入の意図を「前線でキープさせたかった」と述べていますが、
まずはこの意図自体に疑問符を付けざるを得ませんね。
吉原の魅力と言えば相手の裏を狡猾に狙う一瞬のスピードと、
もうひとつあえて言えばサイド(特に右)をえぐっていく突破力。
そしてゴール前での冷静なフィニッシュ。
フィジカル面に向上が見られるとは言っても、足技が卓越しているとは思えず、
つまり「キープ役」には向いていないことは明らかです。
ただ、いずれにしてもあの試合の吉原はまるで役に立ちませんでした。
まず、ボール自体が来ない。
この理由は2つ。まだ彼がガンバというチームの中で信頼を置かれていないということと、
前述のような狙いのある動きが全くできず、ボールを受けられる状況を作ることができなかったということです。
(この2つはリンクしますけれどね)
で、ボールを欲しがって中盤まで下がってきて…実際回ってきたんですけれど、これがすぐに取られるのですよ。
その取られ方がまた最悪。味方選手としてはFWにボールが渡ったら気持ちが前(相手ゴール)に向かうのは当然。
しかしそうして前がかりになったタイミングであっさりマーカーに取られたり、
相手選手へのプレゼントパスや直接タッチを割るようなパスを出してしまうものですからお話になりません。
入ったばかりで動けるはずの吉原のところでボールが易々と相手に渡り、
そのたびに試合開始時点から出場している味方選手は泡食って戻るわけで、
ただでさえ疲れているのに、余計スタミナを削られますよね(精神的にも肉体的にも)。
そして吉原がシャツを出してダラダラと中盤を歩いているうちに、
川崎Fは途中から出てきた伊藤彰(社員)が捨て身のヘッドかまして同点ゴール決めるわけです。
試合はそのまま延長に入り2−2の引き分け。ガンバはみすみす勝ち点2つをドブに捨てました。
延長終了まで42分間の出場で吉原に「見るべき点」があったとすれば、
延長前半に一度だけ、ペドリーニョか誰かから反則すれすれの寄せ方でボールを取ったくらい。
公式記録ではシュート0。
しまいにはFWのくせに相手陣内奥で得たスローインのとき、
ゴール前まで顔を出す役目も与えられず、スロワーをやっていました。
ガンバが低調なのは決して吉原一人の責任ではないと思います。
けれど、ひとりひとりの選手が「自分はこの状況下で如何なるプレーをし、チームを勝利に導くか」を
強く自覚し、その自覚したプレーや連携を日頃の練習で磨き、
試合で見せてくれれば、仮に監督がどんな無能であろうが、
このような惨澹たる事態には至っていないのではないかと思えます。
増して代表や五輪代表に複数の人材を輩出しているチームなのですから。
その「ひとりひとり」の中に、確かに吉原も入っています。
※足を怪我しているという情報もありますが、そんなのは言い訳になりません(断言)。