前兆である火山性地震を何度も繰り返しながら遂に3/31に初めて噴火した有珠山は、未だ納まる気配を見せず避難を強いられた付近住民、またJRや高速道路等の交通面においても大きな被害を我々北海道民に与え続けている。
今季、アウェイで2連勝し勢いづいてホーム室蘭にコンサドーレが登場し、ホームサポーターの前で昨年とは見違える強さを発揮して昨年ホーム(室蘭・厚別)で1度も勝てなかった新潟に圧勝したのが最初の噴火前日の3/30だったことに私は今年のコンサドーレに課された大きな使命を感じた。
それはJ1昇格であり、今回の噴火がもしも5月以降に起きていたら厚別が使えるようになっていたこともあり、今回の試合延期のようなチームに対する影響はずっと少なかったであろう。だが3月から4月という厚別が使えない状況の中でコンサドーレは選手も岡田監督はじめ首脳陣も又、フロントもコンサドーレが北海道民の希望の星となっていることを改めて認識したに違いない。
大規模な自然災害とそこをホームグラウンドにするチームとの関係で、今も記憶に新しいとこでは何と言っても1995年の神戸市を中心とする兵庫県南西部に大きな被害を与えた
阪神大震災と神戸市をホームにするプロ野球のオリックスブルーウエイヴとプロサッカーのヴィッセル神戸の活躍が真っ先に頭に浮かぶ。
特にユニフォームの「がんばろう神戸」の袖マークに象徴されるようにブルーウエイヴは震災直後の95年にパリーグで西武ライオンズのリーグ6連覇を阻止し、神戸に初のチャンピオンフラッグをもたらし、更に翌96年にリーグ2連覇し日本シリーズにおいて東京の読売ジャイアンツを倒して日本一に耀き震災直後の活躍はチームの象徴であるイチローに代表されるように大きな希望を神戸市民に与えた。
私はコンサドーレにもこのときのブルーウエィヴのようにJ2優勝しJ1昇格を果たし、多くの被害を受けた住民と北海道民に大きな希望を与えることが今季のコンサドーレに課された使命だと感じる。岡田監督以下選手にはこれまで以上に奮起してもらいたい。