Vol.4
今年のチーム作りに関しては、当然目標はJ2優勝を目指してJ1に上がること。
J1昇格が最大の目標だ。また、今年ユースから遠国選手が初めてトップチームに上が
ってきたが、これは画期的なことで、コンサドーレ世代が上がってきた最初の年ととらえ
ることができる。
外人選手の獲得に関しては、基本的な考え方は、まず点を取るFWの選手が1人ほしい
という現場からの要望と、ある程度実績が読めて日本のサッカー、日本の生活にも慣れて
いて、チームの輪にも問題のない選手がほしいとなった。ビジュについてはフロント自ら
昨年チェックできたので残したいということから、日本で実績のある選手としてアウミー
ルを獲得した。エメルソンについては、今年初めて獲得の方法を変えて、サンパウロFC
と直に交渉でき大変安い値段で獲得できた。
いい補強ができたということは、シーズンの結果が出てから言えることだが、現時点で
はフロントとして外人選手は十分期待できるものと思っている。
40試合という長いシーズンを戦うにあたり監督の考えを基軸にいい補強ができたと
思っている。ただ、レッズ、ベルマーレが下りてきて、大分、仙台も補強していること
から、非常に厳しい戦いになると思う。J2がJFLとは全く違ったものとなり今年ま
すます厳しくなっているが、その中でも結果を出すという不退転の考えの中でキャンプ
に入っている。
まとめとして、96年にできたコンサドーレが私達フロントの考えとしては、先に振り
返った時に「2000年にコンサドーレが変ったよね」といわれるような年、そういう
位置づけにしたい。当然、内容もさることながら結果でその考えを証明したい。
私自身、このチームの存在感をどこでだすかという時に、一番大事なこととして思う
のは、いかに地元の人に支持されてホームスタジアムにどれだけ多くの人が来てもらうか、
クラブの存在を示すポイントはそれに尽きると思っている。
いつもあれだけ多くのお客様が来てくれるコンサドーレという存在は、J2に止めて
おくチームではないと強く思っている。そのためにもフロントとしてできるだけのことを
実行し、存在感のあるクラブにしていきたいと思っている。
濱田常務のコメント終わり