今シーズンからWOWOWでセリエAをやらなくなってしまったので、ちょ
っと残念に思っていましたが、チャンピオンズリーグや、来年1月から始まる
ユーロ2000があるので満足しています。特に、私の好きなラツィオもチャ
ンピンズLで見れるし。でも、考えてみると、ラツィオもマンチーニを除くと、
アタッカー陣は外国人ばかり。DF陣にネスタ、ネグロ、パンカロのイタリヤ
代表がいるぐらいだな〜。見る楽しみというか、エンターテーメント性と即効
性の強化を重視すると、確かにラツィオを含めてビッグクラブは、やたらとビ
ッグネームの外国人を取っちゃってるよな〜。バルセロナなんかもその典型。
そんな中でも、ローマやウディネーゼなんか、優勝こそないけど毎年安定した
力を発揮しながらも、イタリヤ人が頑張ってる。今のアズーリってそう言えば、
この2チームからかなり出てるよな〜。ミランだって、数少ないイタリヤ人で
アズーリのアンブロジーニが昨シーズンの優勝の立役者と私は思っています。グ
ーリー(グエルミンピエトロ)ってアルゼンチンだっけ?などなど考えていく
と、岡田監督が目指すチーム像が見えて来たような気がします。若い日本人が
頑張らなくちゃね!
それと、吉原宏太が我がチームで頭角を見せてきたのが、一昨年のJFL優
勝のシーズンでしたね。思うに、彼はレベルの高い選手とコンビネーションが
合ってくると、とんでもないパフォーマンスを発揮する「セカンド・ストライ
カー」なのだと私には思えるのです。その当時、彼はマラドーナ、バルデスと
三角形を創っていました。この三角形はかなり強烈だったと思うし、相手チー
ムにして見れば脅威だったと思います。五輪代表のときもしかりです。特に、
中村俊輔や中田英寿(あの時はいなかったけど)などのハイレベルな選手達と
コンビネーションが合ってきた時の吉原のパフォーマンスを思うとワクワクし
ます。少なくとも五輪予選で彼が一番輝いていた時、俊輔と本山がいました。
それと、私がストライカーとしての吉原に注目する理由は、世界と戦える日本
を考えた末に出た結論によるものです。日本で「なんでもできる」は、世界で
は「なにもできない」と同じ気がしています。多少の欠点はあっても、光る特
徴を持った選手に私の期待は膨らむのです。ヨーロッパの屈強なディフェンダ
ー陣に一泡ふかせるにはどうしたら良いのでしょうか?マイケル・オーウェン
に泡を食ったDFは、あの小柄な彼にどれほどの恐怖を味わったことでしょう?
そんな訳で、彼がセレッソに行くかもとなった時、私は一瞬驚きましたが、
しばらくして納得しました。韓国代表FWファン・ソンフォンと森島との三角
形が頭に浮かんだからです。これは、実現していたならすごかったと思います。
もっとも、ファンは韓国に帰ってしまうようなので残念です。とにかく、吉原
が札幌の至宝から日本の至宝となってくれる事を祈っています。
まあ、高木琢也と吉原のツートップで京都のシーラスみたいなトップ下の三
角形で、「札幌の至宝」=「日本の至宝」なんてことになるのも最高だと思いま
すけど、ネ!岡田監督!