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  • Subject: 日本の至宝
  • From: 中年MF
  • Date: 1999年12月19日 23:33:02

     今シーズンからWOWOWでセリエAをやらなくなってしまったので、ちょ
    っと残念に思っていましたが、チャンピオンズリーグや、来年1月から始まる
    ユーロ2000があるので満足しています。特に、私の好きなラツィオもチャ
    ンピンズLで見れるし。でも、考えてみると、ラツィオもマンチーニを除くと、
    アタッカー陣は外国人ばかり。DF陣にネスタ、ネグロ、パンカロのイタリヤ
    代表がいるぐらいだな~。見る楽しみというか、エンターテーメント性と即効
    性の強化を重視すると、確かにラツィオを含めてビッグクラブは、やたらとビ
    ッグネームの外国人を取っちゃってるよな~。バルセロナなんかもその典型。
    そんな中でも、ローマやウディネーゼなんか、優勝こそないけど毎年安定した
    力を発揮しながらも、イタリヤ人が頑張ってる。今のアズーリってそう言えば、
    この2チームからかなり出てるよな~。ミランだって、数少ないイタリヤ人で
    アズーリのアンブロジーニが昨シーズンの優勝の立役者と私は思っています。グ
    ーリー(グエルミンピエトロ)ってアルゼンチンだっけ?などなど考えていく
    と、岡田監督が目指すチーム像が見えて来たような気がします。若い日本人が
    頑張らなくちゃね!

     それと、吉原宏太が我がチームで頭角を見せてきたのが、一昨年のJFL優
    勝のシーズンでしたね。思うに、彼はレベルの高い選手とコンビネーションが
    合ってくると、とんでもないパフォーマンスを発揮する「セカンド・ストライ
    カー」なのだと私には思えるのです。その当時、彼はマラドーナ、バルデスと
    三角形を創っていました。この三角形はかなり強烈だったと思うし、相手チー
    ムにして見れば脅威だったと思います。五輪代表のときもしかりです。特に、
    中村俊輔や中田英寿(あの時はいなかったけど)などのハイレベルな選手達と
    コンビネーションが合ってきた時の吉原のパフォーマンスを思うとワクワクし
    ます。少なくとも五輪予選で彼が一番輝いていた時、俊輔と本山がいました。
    それと、私がストライカーとしての吉原に注目する理由は、世界と戦える日本
    を考えた末に出た結論によるものです。日本で「なんでもできる」は、世界で
    は「なにもできない」と同じ気がしています。多少の欠点はあっても、光る特
    徴を持った選手に私の期待は膨らむのです。ヨーロッパの屈強なディフェンダ
    ー陣に一泡ふかせるにはどうしたら良いのでしょうか?マイケル・オーウェン
    に泡を食ったDFは、あの小柄な彼にどれほどの恐怖を味わったことでしょう?
     そんな訳で、彼がセレッソに行くかもとなった時、私は一瞬驚きましたが、
    しばらくして納得しました。韓国代表FWファン・ソンフォンと森島との三角
    形が頭に浮かんだからです。これは、実現していたならすごかったと思います。
    もっとも、ファンは韓国に帰ってしまうようなので残念です。とにかく、吉原
    が札幌の至宝から日本の至宝となってくれる事を祈っています。
     まあ、高木琢也と吉原のツートップで京都のシーラスみたいなトップ下の三
    角形で、「札幌の至宝」=「日本の至宝」なんてことになるのも最高だと思いま
    すけど、ネ!岡田監督!



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