別ツリーでも書いたことなんですが、
「J2からJ1への昇格」はJ2で2位以内の成績が確定したその瞬間に決まるものではなく、
「Jリーグ理事会」という「会議の席」で、「ま、いっか」という承認をもらって正式に決まるものです。
で、その「ま、いっか」と言ってもらう理事会の日程が12/21であることがわかりました。
それに先立って、実行委員会によって多岐にわたる「J1運営基準」を満たせるのか否かの調査が、
今回昇格対象となる川崎FおよびFC東京に対して行われます。
川崎Fについては旧Jリーグ準会員だったこともあり問題はないと思われますが、
FC東京の場合は特にスタジアムが焦点となるでしょう。
2000年10月竣工予定の東京スタジアム(5万人収容)は、芝の養生のために2001年春までピッチの使用はできない見込みで、
即ち来シーズンいっぱいは別の会場を探さざるをえません。
そのため今のところ来期は国立競技場や駒沢競技場、西が丘サッカー場などを使用する見込みです。
国立はともかく、駒沢と西が丘はJ1開催基準を満たしていません。
駒沢は収容人員は22,892人と大きいのですが、
国立第二病院に隣接しているため夜間の使用ができず、照明設備がありません。
逆に西が丘には照明はありますが、基準の1,500ルクスを満たしていませんし(約1,100ルクス)、
何より収容人員が実質7千人(公称9,038人)しかないのがネックです。
実際、↑の他にもJ1入りにあたって障害となる点もあるものと見られ、
理事会を迎えるまでは紆余曲折があると思われます。
…けど、最終的にはやはり「ま、いっか」になるでしょうから、
その間の新聞報道などでいちいち大騒ぎするのは馬鹿馬鹿しいのでやめときましょう(笑)。
水戸だってちゃんとJ2に入れたではないですか(^^)
※ただし、やはり実行委員会の席上、激論が戦わされたと聞いています。