コンサ(HFC)を、アパレルメーカーにたとえてみました。
強化担当という「バイヤー」が仕入れてきた(借りてきた)選手とい
う「素材」を、コーチングスタッフがうまく「コーディネート」し、
競技場という「展示会」でゲームという「ディスプレイ」を行って、
サポーターという「顧客」の前で、ライバル9社と売行きを競い合う。
仮に一つ一つの商品力がそれほどなくても、ディスプレイのしかたが
うまければ(バランスが取れていれば)じゅうぶん売れる、というの
が大分や新潟。札幌の場合は「絶対売れないわけがない」という業界
での評判を裏切り、商品コーディネートの失敗を続けるうちに個々の
商品力も落ち、市場力が低下してしまったというところでしょうね。
日頃のセールス活動で「営業」が地道に頑張っていたにもかかわらず、
「展示会」での見せ方の良し悪しが会社の評判にも大きく影響する。
3年間大事に育ててシンガポールの展示会で大評判だった主軸商品も
売れ足が止まり、2〜3年後に期待して仕入れた新商品を思い切って
投入しても効果が上がらず…唯一の救いは、サポーターという「エン
ドユーザー」が、辛抱強く「展示会」のチケットや「商品カタログ」
なんかを買い続けてくれることでしょうか。
※ひとつ注意しなければならないのは、選手はあくまでも「商品」で
あり、「社員」ではないということ。「商品戦略」と「営業方針」を
ごちゃ混ぜにしちゃいけません。