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  • Subject: 苦言、でも愛してる...。
  • From: 北海道びいき
  • Date: 1999年9月29日 11:07:33

     もはや、J1昇格は完全に消滅したと言っていいこの状況。
     今後来季へ向けて、どういった思想を基にこのチームを再建していくのか、真剣
    にフロント、選手には考えてもらいたい。

     将来ともJ2でやっていくのか、あくまでもJ1昇格を目指すのか、具体的なプ
    ランを応援している全ての道民、札幌市民に示すべきだと考える。
     道民、市民の税金をも投与してチーム存続に手を貸すわけだから、当然と言えば
    当然のことである。
     
     この際、敢えて札幌に苦言を呈したい。
     勿論全ての道民、札幌市民がそうではないが、少なくとも私の廻りの人間、家族
    も含め札幌を心配し、J1での勇姿を心待ちしている人がたくさんいることは紛れ
    も無い事実である。

     チームもそういう気持ちで戦ってきた。と、フロント、選手たちは言うであろう。
     しかし、私にはその思いが残念ながら余り伝わらなかった。
     一生懸命やっているのは解る。
     ただ、他チーム、特に東京、川崎と比べるとその一生懸命さの度合いが相当違っ
    ていたのでないか。
     川崎なんかは2年連続の屈辱に、とにかく何がなんでも勝つんだ、今年しかもう
    チャンスはないんだ位の気持ちで戦っていたのが手に取るように感じられた。
     
     来年はJ1から強豪チームがJ2に参戦、また、他J2チームも来年は自分たち
    の番だとばかり、それぞれがチーム力を上げてくることは勿論、札幌恐れるに足り
    ずと言うことを今年肌で感じたろうし、それこそ、札幌が来季J2で上位に行ける
    なんて保証はどこにもないし、どちらかというと、大変厳しい戦いになるのは目に
    見えている。

     J2に将来とも甘んじても構わないのであればそれもいいが、冒頭述べたように、
    応援する全ての道民に対して果たしてそれで申し訳が立つのか?
     私は大いに疑問である。

     シーズンが開幕して間もない試合前日、チームのある選手がこんな事を言ってい
    た。「相手は、金星狙いで来る」と...。
     何ですかこれは。
     私から言わせると全くの逆です。
     どうしても今年J1に上がるんだという気持ちが選手それぞれにあったのであれ
    ば、こんな言葉は出ないはず、川崎なんかは相手が格下であれ何であれ、常にこの
    試合が全てと言った気持ちで戦っていたんですよ。
     勝負には何があるか解からない。
     だから、相手がどうの、レベルがどうのってことは言ってられないのです。
     上位2チームと比べ心の問題、つまり気迫、気力が今年の札幌は数段劣っていた
    と言うことなのです。

     一生懸命やっいないとは言っていない。
     死んでも勝つ!気迫はどこにも負けない!
     こんな気持ちが他9チームよりどれだけ上回っていましたか?
     正直これだけで順位をつければ最下位争いでしょう。

     苦言を言い過ぎて反論がある方もいらっしゃるでしょう。
     でも、私はこのチームをこれで終わりにしたくない。
     北海道唯一のプロチーム。
     この不景気。
     少しでも北海道にとって明るい光りを灯して欲しい。
     J1でそれこそ優勝争いでもしてみて下さい。
     どれだけ北海道が盛り上がることか。
     これは飛躍しすぎかもしれないが、全国のサッカーファンも札幌がJ1にいるこ
     とを望んでいるはず。(川淵さんなんかは特にそうでないか)

     だから私は、愛するチームに対して厳しいことを言いたい。

     札幌が元気になることが、応援している道民全ての願いであると思うから...。


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