FDH(福岡ダイエーホークス)が11年目にして、初めて優勝を決めました。
福岡市を始め九州全域の皆さん、おめでとうございます。
今ごろ博多の街は、大変な騒ぎでしょう。
さて、ここにFDHの話題を持ち出したのは、
我らがコンササポも、ぜひFDHに学びたいという点があるからです。
東京から見れば、何かと比較されるのが札幌市と福岡市。
首都・東京からの距離、周辺人口、それぞれの島の中心都市・・・
いろんな共通点があります。
そして、それぞれの街を代表するプロスポーツが、
コンサドーレと福岡ダイエーホークスなんです。
しかも、お互いに他の都市から移転してきたチームです。
(福岡市民にはアビスパはそれほどの存在じゃないそうですよ。
福岡の記者たちの雑談を聞いてる限り、彼らにも好かれてません。
本当にかわいそうです。)
福岡に行ってテレビを見てください。
毎日、夕方のニュースには、必ずFDHの速報が出ます。
夜、タクシーに乗ると、必ずFDHの中継が流れてます。
必ずFDHの話題になります。
FDHが勝つと、夜の中洲も盛り上がります。
FDHが負けたら、その逆です。
コンサドーレと同じじゃないですか。
福岡ダイエーホークスは、今から12年前、
大阪を本拠地とする、南海ホークスをダイエーが買収して
福岡に本拠地を移しました。
でも、もともと福岡には、西鉄ライオンズっていう球団があったんです。
それがめぐりめぐって、所沢に本拠地を移し、西武ライオンズとなっても、
大阪出身のホークスという名前を嫌って、
福岡ではライオンズを応援する人も、多かったそうなんです。
最初は、福岡市民同志で、西武とダイエーにわかれて
とても市民球団という雰囲気でもなかったんです。
それは、大変なことだったと思いますよ。
一度、ライオンズに逃げられた経験を持つ市民は、
暖かく慎重に、ホークスを育てていきました。
そして年月がたち、10年もたつうちに、
福岡からライオンズファンがほとんど消えたのです。
その間いろんなことがあったと聞きます。
ファンや関係者のいろんな努力で、ライオンズファンもみんな「ホークス」の名の元に
まとまったのです。
そして、今日、福岡の人は、10年以上もの年月をかけて、
ようやく喜びをつかんだんです。
そのユニフォームの胸に輝く、FDHという文字がすごく輝いてます。
F は ホームの福岡市
D は スポンサーのダイエー
H は ホークス、福岡市民がホークスという名にまとまった象徴。
僕らも、これくらいの長い目で、コンサドーレを育ていきませんか。
いつかコンサドーレで、今日の福岡のような喜びを味わってみたいのです。