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  • Subject: 「3・4・3」における10番の役割」
  • From: 土曜こんばんら!!
  • Date: 1999年1月13日 22:35:40

     数年前ヨーロッパチャンピオンになったアヤックスでは、以下のようなシステムを組んでいました。

     ⑪オーフェルマルス   ⑨クライファート    ⑦F・ジョージ

                 
                 ⑩リトマネン

        
         ⑧ダービッツ            ⑥R・デ・ブール

         
                 ④シードルフ

     
     ⑤F・デ・ブール    ③ブリント     ②ライツィハー

         
               ①ファンデルサール

     10番はリトマネンが背負っています。10番の役割は、シャドーストライカーです。オーフェルマルス、F・ジョージがウィングプレーをし、センターのクライファートへ当てます。そこに、リトマネンが走り込み、シュートをねらうことになっています。また、リトマネンからクライファートへボールをパスし、リトマネンが決めるということも行われていました。練習でもこのプレーの反復練習を行っていたそうです。この約束事で、リトマネンは20数ゴールを決めました。さらに、パッサーとしての役割も、もちろんこなさなければいけません。

     この役割は、1998年仏W杯のオランダ代表のベルカンプがしていたこととほぼ同じです。それもそのはず、ベルカンプがアヤックス時代この10番のポジションの前任者だったのですから。1998年仏W杯のオランダ代表では現実路線を踏み、3・4・3の発展系の4・4・2が実施されました。

    次回は「加茂流プレスとリッピ(ユベントス監督)のプレスの違い」です。


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