タイトルを見れば「何が違うんだ」と突っ込まれそうですが・・・
一応区別すると
「ゾーンプレス」はトップとDFラインとの間を30〜40メートル
に狭めて、その中でボールを持つ人に激しくプレッシャーをかけて
ボールを奪い、一気にゴール前に攻め込むと戦術(だと思う)なの
に対して、「プレッシングサッカー」は、必ずしもゾーンを
狭めるわけではないけれど、前線からFWもフォアチェックを行い、
中盤でボールを持つ相手に対しても、2〜3人でプレッシャーをかけて
ボールを奪う戦術(だと思う)です。(とはいえどのチームも程度の差はあれ
プレッシングをしているんですが・・・)
フェルナンデスもプレッシングサッカーを志向していたんですが、
(J開幕戦の清水戦で、先制点とるまでのチームの動き)
個人の技術的問題(含体力)や、DFラインがずるずる下がってしまう
傾向(梶野がラインを下げてしまう)があって、中盤に大きなスペース
を相手に与えた事により、効果的なプレッシングをかける事ができませ
んでした。
あと、どちらの戦術も、責め込んでくる相手に対しては有効ですが、
ひいて守る相手に対しては不向きです。いくつもの攻撃のバリエーション
が確立されてなければ厳しい戦いになります。加茂JAPANがアジアカップ
でクウェート相手に惨敗したのはそういう理由です。
同じように、来期のJ2でコンサ相手に真っ向勝負をしてくるチーム
は少ないでしょう。なので、来期の戦術としては、「ゾーンディフェンス」
にこだわらずに、1)引いてくる相手に対しての攻撃パターンの確立、
と、2)責め込んでくる相手に対する、中盤からのプレスの徹底、が
必要になると考えられます。
以後続く・・・かも(未定)