コンサドーレマガジン最新号、読みました。
参入戦の冷静な分析、サポーターの熱意が充満した座談会など、本当に今回で休刊となってしまうのがもったいないくらい、充実しています。
中でも玉木正之氏の連載最終回、この掲示板でもたくさんの方がコンサドーレに期待している「本当に地域に密着したクラブ・チーム」についてあらためて書いてくれています。
で、思うことがひとつ。
多くのマスコミが賞賛した「サポーターの熱意と愛」によって、「チームがあまり危機感を感じなかった」ことが勝てなかった原因だとか言う人もいますが、それは筋違い。
今回の結果は、チームの「勝負」と「育成」のバランスが心身ともに取れていなかっただけのことだと思います。(「経営」もかな?)
Jに昇格した時に確立しておかなければならなかった、「長期的にチームを育てていくビジョン」をしっかり立て直すチャンスが、もしかしたら(労せずに残留していたら)もう巡ってこなかったのかもしれません。
1試合1試合の「勝負」にかける意気込み・執念はもちろん大事です。
が、来年J2優勝してJ1に昇格したとしても、2000年にすぐJ1優勝を目指す横綱・大関クラスのチームを目指す必要はないと思います。
もちろん最初から「崖っぷちグループ」入りをめざすなんてとんでもない。
無理な戦力補強をしなくても、どんなチームが相手でも常に「いい試合」を見せてくれて、少しずつでも順位を上げていっていつかは優勝戦線に…
(サポーターとしては、ついつい先走っちゃうんですけどね〜)
そしてそれと同時に、ゆっくりでもいいから着実に、北海道のスポーツ文化の種まきをしていってくれさえすれば。
…そうすれば、必ずコンサドーレは世界に誇れる日本のクラブチーム(王者ではなくて代表!)になるんです。
*チーム名に「札幌」が入ってるから道内の他の地域では応援しないなんて偏屈なこと言ってちゃダメよ!