今回の解任劇に対しては、ここに送られてきているほとんどの皆さんと同じ気持ちです。
で、もう一つ非常に大事なこと、すなわち「スポンサー」に関わる問題も忘れてはいけません。
HFCの赤字の最大の原因はスポンサー不足。
まあ、こんな経済状況の中、一文の得にもならないサッカーチームに金を出そうなんていう肝っ玉の太い企業なんてないのはよくわかりますが。
(「飛行機代が安くなるからエア・ドゥには金を出す」という企業はあんなにあるのに…)
それでも、いくつかの心ある企業がチームスポンサーとしてお金を出してくれていたのも、フェルナンデス氏の功績や人間的な魅力がかなり大きな比重を占めていたのではと思います。
仮にこのままJ1残留を決めたとしても、フェルナンデス以上にスポンサー(もちろんサポーターも)の心をつかめる人材が来なければ、来季の経営は今年以上に苦しくなるのは明らか。
それとも、こんなやり方をしているフロントを信じてくれる企業がいると思っているのでしょうか。
もともと財閥とかナショナルメーカーの影響が少ない土地だからか、北海道にはスポーツ事業に協賛するということの意味がちゃんとわかっている企業がほとんどありません。
ジャイアンツ戦のチケットはいくら出しても欲しがるくせに、「コンサドーレなんてなくてもいい」と平気な顔で言う経営者のなんと多いことか。
このままだと、コンサドーレの存続は草の根的な支援活動に頼るしかないのか?
サポーターにおんぶにだっこのフロントは、そこんところよーく考えてほしい。
(日刊スポーツ以外の新聞社やテレビ局も)