: 最近、我が家の中でkey wordsとなっているのが『リベロ』と
: 『ボランチ』です。まだサポーター暦が短くて、なにを今さらとお思いでしょうが、
: どなたか、この二つのポジションのことを詳しく教えてください。
このホームページの中の「コンサドーレFAQ」に、ページマスターによる
詳細かつ親切な説明がありますよ。
フォローしていただいた方の文とそのFAQをご覧になれば、
ご理解いただけるものと思います。
蛇足な説明を加えますと、
「リベロ」は1970年代に、「ボランチ」はつい最近になって広まってきた用語です。
前者は前ドイツ監督のF・ベッケンバウアー氏の登場によって
一般化した用語並びに「概念」であり、
後者は既にして存在していた中盤の深い位置で守備から攻撃への「ハンドル」役を
こなす選手に対する便利な呼び名として、元日本代表監督である
ファルカン氏が「輸入」した言葉です。
ボランチについては、それまでは「守備的MF」「中盤の底」「ディフェンシブハーフ」などと、
様々な呼び名がありましたね。
攻守の切替が早くなる一方の現代サッカーにおいては、「守るだけ」の中盤の選手の
存在意義は希薄になっていっています。
ボールを奪う(=守備)だけでなく、瞬時にして前線の味方選手へ
正確なボールを送ったり、空いているサイドへ振ってDFの攻撃参加を促したり、
時には自ら突破を図ったり、中距離から積極的にシュートを狙ったり…。
こうした広い視野と攻撃的要素が求められるのが「ボランチ」でしょう。
つまり彼がボールを保持した瞬間から相手ゴールへ向かっていける体制(=攻撃)に
転じられる中盤の底の選手が「ボランチ」で、
その資質を充分に満たしていない選手が「ディフェンシブハーフ」と呼べるのでは
ないでしょうか。